社長ブログケヤキの木の下で
2016年6月6日
100点満点で言えば60点の家が普通の家
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
梅雨入りしましたが
今朝は快晴
気持ちのいい朝です。
今週末見学会の可児の家
Q値は0.85、Ua値は0.31
Q値やUa値はこれからの日本の省エネ基準になる基本的な数値ですが
一般の方にはまったく分かり難い数字
というより
国が定めた数値なんだから
クリアしているのが当たり前で
それは設計者や工務店の仕事
というのが
多くの住まい手の方が持っている感覚でしょうか。
さて、
建築基準法、
1条で「最低の基準を定めるもの」と書いてあります。
そうなんですね、
最低の基準を決めたたものにすぎません。
設計者や工務店といった建築に携わる実務者は
建築基準法が最低の基準であると誰もが理解しています。
ですから
熊本地震の倒壊した建物で2000年以降に建てられた家の多くも基準法をクリアしていますが
残念ながら潰れています。
という様なことは
彼らにとっては不思議ではありません。
基準ぎりぎりクリアなら倒壊しても不思議ではない・・・
でも、住まい手にしてみれば
確認申請が下りている建物で
いわば国がお墨付きを与えた建物、設計で倒壊したのは納得がいかないというのが
本音ではないでしょうか。
国の指針や基準というものは
最低基準で目標基準ではないということを
実務者だけでなく
住まい手側も意識する必要があります。
100点満点で言えば60点なんです。
国が基準や指針を定めると
その60点が100点に見えてしまいます。
既に建ててしまった方はどうしようもありませんが
これから家を建てる方は考える時間ができました。
美濃地方の基準は
Q値で言えば2.7
Ua値なら0.87
耐震等級は1
でも上の数字は最低の基準であることを忘れてはいけません。
可児の家
完成内覧会は12日(日)
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