社長ブログケヤキの木の下で
2017年2月3日
住まいは隙間があると寒い
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ようやく2月ですが
まだまだ寒い日の続く美濃地方です
(6時30分現在、氷点下2度)
事務所の入り口のドアクローザーが壊れて
ドアがきちんと閉まりません。
閉めても上の写真の状態で
2cmほど隙間が空いてます。
当然ここからは冷たい空気が入ってくるわけで
薪ストーブの煙突は排気してますから、
出ていった空気の分はこのドアの隙間から室内に・・・
ドア周辺だけでなく
入った冷気は室内の膝から下全体を冷やしてしまいます。
一般の住宅でも同じことが言えます。
冬に室内を暖房すれば暖められた空気は膨張し
平屋であれば1階の天井に
2階建てなら階段や吹抜けを通って2階の天井に移動し
その周辺の隙間から室外に漏れ出していきます。
当然、出て言った分は入ってくるわけで
今なら氷点下2度の空気がダイレクトに室内に入ってきます。
どこから入ってくるか?
室内の上の方の隙間は出ていく空気の通り道ですから入ってきません。
床に近いほど外気との圧力差が小さいですからそこから入ってきます。
そしてその空気は室内の暖められた空気より重いので
膝から下に溜まってゆくことになります。
いくら暖房しても
薪ストーブのような強力な暖房器で温めても
隙間が多ければ膝から下が寒い
いわんや、空気を温める程度のエアコンや
足元だけの温風ヒーターでは
隙間があれば当然足元は冷たくなります。
川辺の家Cの気密測定結果が出ました。
0.76cm2/m2
同業の方はなんだ、
0.5にもなってないじゃないかと思われるかもしれません。
一般に気密測定をするときは
台所やトイレ、お風呂の換気扇の穴はテープで目張りをして塞ぎます。
それで数値を出すんですが
それでは実際の生活時の環境と異なることになります。
普段の生活では換気扇はいつもオープンなはずですから
そこから冷気が入ってきます。
気密測定の数字はとてもいいけど生活してみるとなんだか・・・
ということで
上の数字は換気扇の類はすべてオープンにして測定した数値
もちろん一般的な測定も行ってますが、それは内緒
気密レベルはどれくらい必要か
こちらのブログやそのコメント欄も参考になりますのでご覧ください。
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