社長ブログケヤキの木の下で
2018年12月24日
省エネだけど更に節約・・
簡単に交換のできる外壁の下見板張りの蔵
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴の美濃地方、
朝から日差しの入る部屋では今の時間ぐらいからでしたら
午後の3時過ぎまで暖房は不要かもしれません。
ただそれが脱衣室やトイレあるいはお風呂と言った部屋まで暖かいかとなると
それはその家の性能次第と言うことになります。
美濃加茂市の12月の平均気温は5.1度
ちなみに最高気温の平均は10.8度で最低気温の平均は0.3度です。
これが1月になるともっと低く平均気温は2.8度になるまで下がります。
もちろん最低気温の平均もマイナス1.8度ですから
毎日朝は氷が張っていることになります。
1月の平均気温が2.8度ですから
家の中を22.8度に暖房しようとすると
家の中と外では20度の差があることになります。
この20度分を暖房するとき
家中、一日中暖房するといくらで
ひと月暖房するといくらかなら許せるか?
簡単に計算してみましょう
Q値1、エアコン暖房(2.2KW)でその機器のCOPが4
家の面積が30坪(100m2)場合
20度xQ値1x床面積100m2=2000
2.2kwのエアコンを使うので
2000/2200=0.909
0.909x24時間x28円=610円
COPが4なので
610円/4=152円
一日、家中暖房して152円
1週間では152円x7=1064円
ひと月では152x30日=4560円
1年で一番寒い季節である1月の暖房代が家中暖房して4560円
もちろん12月や2月、3月は平均気温が上がりますから
もっと安くなる計算です。
さて、ここで一つの落とし穴があります。
子供が小さいから普段使うのは1階のLDKと水回りだけ
2階は寝るだけなので
朝起きた時少々寒くても1階に下りていけば暖かいから
暖房設定温度は1階が暖かい程度で十分
そのほうが電気代が節約できるという考え
つまり、
一番寒い1月に家中24時間暖房して4560円が気になるから
それを寝室の寒さを少々我慢してもっと安く上げようという考え
(寒さと言っても18度程度)
エアコンの温度設定を低めにしておけば
温度センサーはエアコンの周りの温度で判断しますから
エアコンから遠く離れた部屋の温度は
シーリングファンなどで空気を撹拌していても
低くなってしまいます。
2.8度の室外気温は平均です、
それより寒い最低気温の平均はマイナス1.8度
温度が低いときに室温を一定にし、各階、各室の温度差を無くすには
エアコンが室内に投入するエネルギーを多くする必要があります。
日中の日射のエネルギーは夜間は利用できません、
昼間のおまけのエネルギ―があるのですから
20度設定でも24度程度になりますが
そのままでは遠く離れた部屋の温度は下がってしまいます。
最初から24度に設定しておけば
昼間はエアコンが判断して送風のみに切り替わります。
エアコン自身が判断してエネルギーの投入量を切り替えてくれますから
温度が低くなれば設定温度になるまでは人が細かな操作をしなくてもいいように自動で動いてくれます。
温度設定を20度に下げれば一日20円ほど節約できますが
作り手側の心情としては
暖かい寝室の朝を迎えていただきたいと言うのが本音。
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