社長ブログケヤキの木の下で
2022年2月23日
高いわけ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
朝起きたら雪が積もってたり、
昼間に突然雪が降りだしたりと、
今年は例年になく雪の多い冬になってます。
今朝もまさかの積雪で
現場は…などと考えてしまいます。
さて、
昨日、新住協の中部東海支部の林支部長から
支部の研修メニューに加える内容について連絡がありました。
前回1月の電気代の請求を見て
驚かれている方が多いと伝えましたが、
その理由は研修で使える、というものです。
詳しい計算は省きますが
簡単に言うと
住んでいる地域の昨年の1月の平均気温と今年の1月の平均気温の差が
暖房費=電気代にどれだけ影響したか?
QPEXで計算せよ、
というもので
Q値1.2(Ua値でいうと0.33くらい)の高性能住宅
設定温度20度
自然温度差8度
家の大きさは100m2
昨年の1月の平均気温1.7度
今年の1月の平均気温0.3度
電気単価は住んでいる地域で異なりますが
中部電力の従量電灯Bの第2段階価格25.51円
マニアックな方はご自分でトライしてみてください。
平均気温が1.7度から0.3度に下がって
その差は1.4度あるわけですが
これが暖房代をどれだけ押し上げているか
計算すると¥1060円
自然温度差を8度にしてますが
これが10度あるとどうなるか?(差額は同じ)
逆に6度なら?(同上)
去年は設定温度を20度にしたけれど
今年の冬はパジャマで外の雪を眺めながらビールが飲みたいから
24度にした人の電気代はいくら増える?(+3000円)
などと計算できます。
ちょっと贅沢して設定温度を上げると
それなりの見返りと費用が掛かりますね。
実は上記に加えて
意識しなければならないのは、燃料調整費。
すでに発表されていて
2月は1月分にプラス351円
3月は2月分にプラス292円
1月に比べると3月は643円増えます。
いくら電気をこまめに消しても643円は節約できません。
燃料調整費や再エネ賦課金は今後も続きますし、
再エネ賦課金のピークはまだ先。
燃料調整費はある意味国力が弱くなっている証でもあるわけで、
おそらく今後も続きますし
その金額も下がる要素はそれほどありません。
どれくらいの性能の家を建てるかによっても
家計の負担は変わってきますから、
これから家を建てる方は時代の先を読む必要があります。
Category
- 家づくりのたいせつな話(513)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(413)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(91)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(176)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(66)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)