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社長ブログケヤキの木の下で

2020年11月25日

不幸中の幸いだけど

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
最近朝が寒くないのに慣れてきたら、
昨日の朝はいきなり3.6度。
寒くなるなら一貫して冬に向かってもらいたいものです。
今月の日経ホームビルダー
「コロナ禍でも元気な建材・設備」と表紙にあります。
最初に何がくるのかな?
「換気ができるエアコンに脚光」とあって
ダイキンの換気機能のあるエアコンの紹介が真っ先に来てました。
ダイキンの調査によると
緊急事態宣言解除後も家で換気を実施している世帯が88%とあります。(?)
エアコンで暖房する時
外気の水分も取り込んで、暖かくして室内に入れるとあります。
加湿もできて、給気もできて、しかも暖かくしてくれるエアコンです。
排気機能はありませんから、
これを換気と言っていいのかといところはありますが
新鮮な空気はちゃんと入ってくるようです。
しかし、よく考えるとこのような商品は誰に向かってのものか?
きちんと24時間換気のできている家かというと
恐らくそうではなく
第三種換気は設置されているが、
気密シートなどはなく、気密がそれほど取れていない家向け。
あるいは換気が義務化される前の古い家、と考えたほうがいいように思います。
換気計算がされ、それを担保する気密が取れている家であれば、
わざわざ、今あるエアコンを買い替える必要はありません。
このような商品が脚光をあびるということは、
多くの人が24時間換気扇が付いていても
そんなにきちんと換気なんてしてないじゃないか?と
心の中では思っているからかもしれません。
それに三種換気の場合、エアコンからの給気量が増えると
他の自然給気口からの給気が減りますから、
家全体の換気の総量は変わりません。

新築を建てる時に換気を意識して建てられる方は
それほど多くありませんし、

換気よりむしろ通風の方に意識が行きがちです。
今回のコロナで多くの方が換気に意識を向けられるようになったのは
不幸中の幸いと言っていいかもしれません。

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