社長ブログケヤキの木の下で
2020年9月23日
換気が実感できた匂い
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
突然現れた台風にやきもきしてましたが、
なんとかそれてくれるようで助かります。
下米田の家はまだ足場がかかってますし、
前野町の家は今日は基礎のコンクリートを打つ予定です。
前回、滋賀のシークレットな内覧会に行った話をしましたがその続きです。
これは使える、住まい手に実感してもらえると皆が称賛したことのご紹介。
以前室内の換気がきちんとできているかどうかを確認する方法として、
CO2測定器の話をしました。
最近は安価なものも出てますのでとてもお勧めなのですが、
CO2は無臭なので感覚として、つまり匂いとして知ることはできません。
機械の数値なんて、当てにならへん自分の五感で実感したい、という方にも
納得してもらえるのが上の写真。
センターキッチンの足元にビニール袋が無造作に置いてあります。
中身はへしこ。
へしこと言っても全国区ではありませんから
ご存知ない方もいるかもしれませんが、
青魚をぬか漬けにして保存した発酵食品で北陸福井の特産品。
近県では誰もが知っています。
滋賀は琵琶湖の鮒ずしも有名ですが、へしこも漬けているとは思いませんでした。
問題はその匂いで
へしこを漬けている家に行けば、玄関のドアを開けただけでわかると言われてるほどその匂いは強いものです。
くさやの匂いとは違いますが、それなりに独特の匂いがします。
ところが2時間ほどの滞在中、20人ほどいましたが全く誰も気づきませんでした。
へしこが足元で漬けてあって誰も気づかないなんて、
福井の人が聞いたら、ウソやと言うと思います。
奥さんからへしこやでと言われて
袋を開けると強烈な匂いが…
足元に換気の排気口がありますからそれなりに排気してますが、
それでも常時匂いが出ているはずです。
ある一定以上の濃度にならないと匂いを感じないと思われますが、
参加していた一同が一致したのは、
これは自分の会社の見学会でも使えそうということ。
愛知県から来た三輪くんは八丁味噌でできそうと言ってましたが、
美濃地方で匂いの強烈な誰もが知ってる食品となると…
あまり思いつきません。
さて、何を使ったら、換気を実感してもらえるか?
次回の完成見学会をお楽しみに。
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