社長ブログケヤキの木の下で
2023年5月29日
雨やけど…
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は雨模様の美濃地方。
平年の梅雨入りは6月半ばですから
もうすぐそこまで来てますね。
建築中の建物は他社の建物でも
商売柄気になります。
上の写真も現場に行く途中にあって
40坪弱の大きさでしょうか。
どんな家のなるのか
いつも気にしてる建物です。
道路境界から1mほどのところに
建っているます。
車からでも
つぶさに見えて助かります。
透湿防水シートに
断熱材を吹き付けてありますが、
シートが外側に膨らまないように
タッカーで満遍なく固定してあります。
胴縁が縦に打ち付けてるから
サイディングの仕上げだろうと推測できます。
防蟻剤入りの胴縁でしょうか。
サッシ回りの防水は
枠材に両面ブチルテープを張り、
その上から防水シートが張ってありますが
ローラーで押さえてあるかは
分かりません。
妻側の軒の出はゼロ。
雨漏れ対策や
通気はどうするか
気になります。
雨水に晒され、
溶けだした防蟻剤の
透湿防水シートへの影響も気になりますが
サイディングを張る前に、
何らかの対策が取られるかもしれません。
(今から?)
この家は全て
設計者と施行者の責任で建てられています。
一般的に住まい手は
防蟻剤の事も
雨漏れリスクの事も
各種の推奨される
それらの対策の仕様についても
知るすべがありませんでしたが、
SNSやYOUTUBE
インスタなどでは
家をこれから建てる人たちの間で
様々な形で議論されています。
必要な情報を取りに行くか
何もせず設計者や施行者を
盲目的に信頼し傍観するか
住宅の価格はコロナ前に比べると
15~20%程度上昇しています。
できるだけお値打ちにと
考える業者が出ても不思議ではありません。
完成してしまえば
外から、表面からでは
何も分かりません。
30年後、40年後
この家を改装して、
次の世代の子供たちが住んでくれるか
あるいは誰も住まない空き家になるか。
この家は感覚的には
20年前の家にウレタンの断熱材を
吹き付けただけの家にしか見えません。
断熱性を上げるには
付加断熱しかありませんが、
外壁材は全て撤去しなければなりませんし
軒の出がゼロなので
どうするか・・・
耐震性を上げるには
やはり外壁撤去で
面材打ち付けでしょうか。
2025年、2030年と
耐震基準や断熱基準の義務化や
見直しが既に決まっています。
少なくとも、建築事業者や設計者は
それを意識した住宅を建てるべきです。
そんな業者ばかりでないのが
残念な日本です。
今日は大雨の予報も出ている美濃地方
軒がゼロでは…
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