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社長ブログケヤキの木の下で

2023年2月1日

いくつになっても


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
昨日はマイナス4度、今朝はマイナス3度。
10年ほど前の1月は
毎日そんな気温だったと記憶してますが、
最近はこの温度が続くのは稀。
でも、気になって調べてみると
お隣の美濃加茂市の1月の最低気温の平均
2013年 -2.1度
2003年 -2.1度
93年  0度
83年  -2.0度
2023年は -1.0度
記憶と言うのは当てにならないなと…
でも、まぁ美濃加茂は隣の町だから
川辺町はもう少し低かったかと。
昨日は次世代住宅建築ステップアップ研修
午後の空調の講義は、
ミライの住宅の森さん。
160ページのPDFを2時間45分の授業で
マスターするというもので、
前日に資料が送られてきて
宿題と予習をして来いと。
この手の研修の参加者は、
実は他の研修会や見学会でも会っています。
先日の津のPHJや新住協の勉強会、
あるいはBISの研修や試験など。
これは日本の住宅自体が
従来の住まいに比べて
大きく変化していることと、
もう一つの大きな要因は、
住まい手になる方の情報や知識のレベルが
格段にアップしていることによるもの。
5年ほど前までは
実務者と一般の新築検討者では
その情報量や知識の差は
10倍以上ありましたが、今では、相当程度。
その差は縮まっています。
一般の勉強されている方の方が、
実務者より知っているケースも見られます。
専門知識が必要な分野、
例えば医療の現場で言えば
外科は外科ですし
内科は内科
内科でも肝臓が専門であったり、
循環器が専門であったりと分かれます。
建築も実は分かれていて
大きく分ければ、
意匠と構造と設備の三つ。
住宅で要求される空調は
設備系の勉強が必須。
でも、設備の勉強をした人の多くは
空調設備の大きな会社に行く割合が高く、
一般の設計事務所を開設する人の多くは
意匠が専門の方が多い。
必然的に、住宅設計では空調の事は
専門外の人が多くなることに。
松尾さんや森さんのように
設備を専門に学んで、
住宅を専門にしている実務者は
そんなに多くはありません。
加えて住宅建築の分野での
実務者向けの空調設計講座となると、
ほぼ皆無。
住宅の空調は一種換気や三種換気、
全熱交換等いろいろあります。
暮らし易い温熱環境、
あるいはそれを実現するための
省エネな環境を
どのように設計し施工するか。
一種の全熱交換機があるから大丈夫
省エネになるから大丈夫
エアコン一台で大丈夫
空調を勉強すればするほど、
軽々しくは言えません。
そのように言われたらなぜ大丈夫なのか、
納得のいくまで聞く必要があります。

残念ながらまだ、

一般の方も勉強しなければなりませんが、

実務者はそれ以上に勉強しなければ

時代の流れに置いて行かれます。

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