社長ブログケヤキの木の下で
2015年5月4日
25年後 中古住宅として評価される家とは
お早うございます、
紙太材木店の田原です。
連休中日の今日は朝から雨
昨日までほど暑くありませんから、
本日はガーデニング、もとい草刈であります。
さて、私の住んでいる川辺町
商工会やらライオンズやらいろんな団体が共同して
川辺町の近未来マップを作ることになりました。
私もその仲間で、いろいろ調べているのですが
今は便利で統計予測もWEBですぐ調べることができます。
2040年市町村将来推計人口ランキング
更に市町村別で川辺町を検索すると
川辺町の5歳年齢階級別人口の推移
ご自分のお住みの県や市町村の人口推移がひと目でわかります。
大都市圏を除けば20%ほど人口が減りますから
当然土地の値段も下がりますし空き家も増えます。
そんな中でどんな街づくりをしていくか?
あるべき将来像はどういうものかを議論しながら
近未来マップを完成させねばならず
ただでさえ複数の仕事の同時進行は苦手ですから
脳みその汗はしばらく出まくりと予想されます。
(そんな脳みそがあったのかと突っ込まれそうですが)
さて、
そんなわけで
これから家を建てる方に興味を持っていただかなければならないのは
そんな時代が25年すると来るんだけど
どんな家を建てればいいか?
(どこに建てるのかも重要だけどそれは私の専門外)
今、30歳とすると
25年して55歳
建っているエリアが重要な要素であることは当然ですが
では次に評価されるものは何か?
国は中古住宅の流通を欧米並みにまで引き上げたい方針を打ち出していて
こんな工程表も作成しています。
上の報告書や工程表から読み取れるのは
資産価値は建物本来の持つ価値で判断されるようになること
その為に中古住宅を評価できる専門家、インスペクターと言いますが
を養成したり、中古住宅の資産価値を適正に評価できる仕組みづくりを始めています。
25年後に資産価値があると評価される建物か
あるいはほとんど資産価値なしと判定されるか
また、資産価値ありと評価されるためにはどんなリフォームをしておかなければならないか?
残念ながら
既にそのようなことは明らかにされているんですね。
残念ながらと言ったのは
25年後に評価されない建物を建ててしまった方がとても多いからです。
しかも更に付け足せば
上の工程表は平成32年までの予定ですから
25年後の平成52年の建物評価ではないということです。
25年後の平成52年の中古住宅の評価は更に厳しくなることが予想されるわけで
今現在、長期優良住宅程度の性能の家では
平成32年には評価されても
平成52年には恐らくその評価低いと思われます。
これから家を建てる方は
社会の様々な動きを予測することで
ご自分や家族の資産を守ることができますから
実はとてもラッキー
でも、既に家を建ててしまった方は
資産価値を向上させるリフォームをしなければなりませんが
それにはお金も時間もたくさんかかります。
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