社長ブログケヤキの木の下で
2015年8月26日
10%のプラスと10%のマイナスで ZEH(ゼロエネルギーハウス)
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
台風が連れてきた低気圧のおかげで
本日も雨
工程が日替わりで変更になります。
さて
ZEH(ゼッチと読みます)という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
これはゼロ・エネルギー・ハウスの略です。
住宅のエネルギー収支がゼロになる家のことです。
つまり家で作り出されるエネルギー(太陽光パネルなどの発電設備)と
消費されるエネルギー(暖房、冷房、給湯、家電照明)が
等しいかあるいは消費されるエネルギーより
生み出されるエネルギーが多い住宅を言います。
数年前から国が補助金を出して
実験的に建てられています。
初回は私も応募してましたが当時は設備優先。
つまりどんなスカスカ住宅でも太陽光パネルを多く搭載した家が優先的に採用される状況で
国のすることはこんなものかと以後応募はしなくなりました。
ただ、昨年閣議決定された「エネルギー基本計画」で
2020年までに新築住宅の過半をゼロエネルギー住宅とするという目標を掲げてから
国の対応も変わらざるを得ず
パネルを大量搭載しただけのZEHはNG
ZEHとしてふさわしい住宅の基本性能基準を設定して
それをクリアさせようという動きがようやく出てきました。
外皮平均熱貫流率といって床、壁、天井、窓から逃げていく熱の基準、
簡単にいうと断熱性のことですね(^_^)
民主国家のすることですから
手続きと時間がかかりますが
ようやく、そちらの方に動く「仕組みが出来つつある」という状況です。
ロードマップでは
2020年までに新築住宅の過半をZEH(ゼロエネルギー住宅)
2030年には新築住宅の平均でZEH
を目指しています。
役所の言葉は本当にわかりにくい・・・
2030年を考えるとこういうことだと思います。
2030年に建てられる新築住宅が50万戸だとすると
その半分の25万戸が10%のプラスエネルギーハウス
残りの25万戸が10%のマイナスエネルギーハウス
とすると
日本全体では新築住宅の平均でゼロエネルギーハウス実現
\(^o^)/
そうなんです、
ということは
15年後が2030年ですが
そこではZEH(ゼロエネルギーハウス)が普通ではなくて
プラスエネルギーハウスが普通の時代になっていると考えていいんじゃないでしょうか。
2030年を見据えて
限られた予算の中で
どこにお金を使うかとなると
それなりに頭を使わなければなりません。
パネルは後からでも簡単に設置できますが
断熱や気密、換気と言った基本的な性能は
あとからではいかんともし難いのが実情です。
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