社長ブログケヤキの木の下で
2017年1月9日
換気に関心の低い日本の住まい手
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日の美濃地方、
日中でも5度程度にまでしか気温が上がらず寒い日でした。
3連休の中日で寒い日となれば家で静かに過ごしていた人も多くいると思いますが
新住協の鎌田先生が
全室暖房したらZEHにならないのは偽装ZEHではないか?本当のZEHをやるべき。
と言っていたとか。
LDKは暖かいけど、お風呂が寒い、廊下が寒い、脱衣室やトイレも寒いのにZEH?
これでは意味がないと思うのは私だけではないようです。
さて、二年ほど前にもご紹介した
日本輸入換気システム連盟のコラム「異議あり、日本の換気!!」
久々に覗いてみると更新してありました。
と言っても、この2年で2回ですから・・・
第7回と8回
熱交換換気で求められる気密性能とメンテナンスについてです。
詳細について興味のある方はコラムをご覧ください。
覚えておいていただきたいのは二つ
どんな換気システムでも気密性能がきちんとしていなければ効果が発揮できないこと
同時にフィルターの清掃が不可欠であること
エアコンのフィルター掃除を気にして、きちんと定期的に行えていれば心配ありませんが
誰もしたことがないというご家庭は心配・・
家の換気なんて窓を開ければそれでよし、とする考えがまだまだ多くある日本
24時間換気が義務付けられているから仕方なくつけるだけで
あわよくばスイッチを切って無駄な電気代を節約という方も多くいますし
実務者でも、気になるようなら切ってください。なんてケースもあるとか。
なぜ、換気が必要といわれるのか?
この本質の部分が理解できないとフィルターの掃除もしませんし、
スイッチもOFFにしてしまいます。
耐震性能には非常に敏感で
性能不足でマンションの建て替えなんてことも耳にします。
日本では耐震性は命に直結しますから当然として
反対に換気性能には鈍感
換気性能も健康性に直結しますから
もっと気にしてよさそうですが
「窓開ければ」換気できる、という言葉が心のよりどころのようです。
しかし、
「窓を開けなくても」換気できる
「窓を開け忘れても」換気できる
「窓を開けたくない時でも」換気できる
つまり意識しなくても換気できるという便利さがあります。
意識するのは
フィルターの掃除の時だけ
「窓を開ければ」の代わり「フィルター掃除すれば」
ではどうでしょうか?
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