社長ブログケヤキの木の下で
2016年12月30日
2016年の御礼
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
美濃地方も予報と違って小雪が舞ったりしたここ数日ですが
皆さん、暖かく過ごしているでしょうか?
2016年はトリプルサッシ、天井300mm断熱、壁200mm断熱への移行の年になりました。
2013年の粟野の家からスタートした、3.3.2断熱
(トリプルサッシの3、300mm、200mmを略して、3.3.2)
今までの美濃地方の新築住宅の2.5軒分の断熱材とトリプルサッシを使うこの3.3.2プロジェクトは「まず無理、続かない」「受け入れられない」と皆に思われていました。
しかしふたを開けてみればどのお客様もこのプロジェクトが当たり前になっています。
つまり住まい手の意識では既にプロジェクトという特別な範疇のものではなくそれがごく普通に受け入れられているようです。
プロジェクトという名の特別を意識していたのは我々実務者側で
一部の住まい手の意識はもっと先を行っているようです。
オール電化であれば現行基準の3分の一から4分の一になる冷暖房光熱費。
家中(トイレも脱衣室も廊下も)どこでも温度差のない暮らし。
結露に悩まされることもなく暑さ寒さにストレスを感じる必要がなくなります。
住宅を性能で評価する時代の黎明期である今
ZEHあるいはパッシブハウス、Q1.0住宅、Heat20G1,G2、BELSなど
性能を評価する指標には様々なものがあります。
(玉石混合状態と言ったら言い過ぎでしょうか)
気を付けなければならないのは
評価を得ているからといってご自身のOKとはならない可能性があることです。
つまりあなたの考える暖かい家、あるいは燃費のかからない家となっている
かどうかは別の問題。
簡単に言えばZEHだからと言って、イコール暖かくて暮らしやすいかどうかは別ということです。
住宅性能の評価は始まったばかりでこのようね黎明期にはいろんな評価指標が出ますが、いずれある意味淘汰されていくでしょう。
多くの方にとってそんな評価よりも大切なのは
暖房費がいくらかかるか
冷房費はどうか
結露するか
といった家計や暮らしやすさに直結する問題
一般の方にはそれがわかりにくいですから
それがわかる簡単な質問をお教えしましょう。
Ua値がいくつですか、なんて聞いちゃいけませんよ(^^)/
一冬の間、家中22度で暖房するといくらかかりますか?
(家中ですよ、いる部屋だけじゃありません)
経済的にもストレスのない暖かさ
広々としたLDK
夏の2階の過ごしやすさ
暑いとか寒いとか口にしなくて済んだら、
いったいどんな暮らしになるのか
加茂野の家のご主人の言葉です。
「生活が実にスッキリしました。夏支度も冬支度もなく不要なものが処分できて全てがシンプルになりました。頭の中に家のことがなくなったら、日常の中で考えの向かう方向、見る方向が違っていることに気づきました」
多くの諸先輩の努力で、今日本の住宅は性能で評価される時代に入りました。住宅が「安かろう、悪かろう」、そして「暑かろう、寒かろう」の時代から次の時代に突入しています。
今現在の基準も今後、順次引き上げられていくでしょう。
これからの住宅は一度造れば20年や30年で建て替えられることはありません。だからこそ先を見て考え、建てる必要があります。
ということで、
今年一年、お世話になった皆さんに心より御礼申し上げます。
皆さん、ありがとうございます。
よいお年をお迎えください。
来年は1月6日より仕事を始めます。
ブログもその間お休みをいただきます m(__)m
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