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社長ブログケヤキの木の下で

2020年6月19日

どの数値を見たらいい?


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
今日一日雨模様ですが
リフォームの現場が始まります。
住宅性能の指標値であるUa値は
住まいから逃げていく熱を表しています。
省エネ基準の改正でそれ以前のQ値に変わって使われていますから
最近の新築検討者の多くはUa値が指標の一つと認識してますし、
最近性能に目覚めた工務店や設計事務所の多くもUa値派です。
ただ、Ua値は換気による熱損失を含んだ数字ではありません。
24時間換気は義務付けられていて
2時間に一回、家中の空気を入換える。
つまり、暖房して暖かくした空気も、冷房して涼しくした空気も
2時間に一回、入換えてしまいます。
冷暖房した熱については考慮されないことになります。
つまり同じUa値でも
熱交換をしている換気装置を付けているかいないかで、
必要なエアコンの能力が変わってきます。
換気による熱損失がどの程度なのかわからなければ、
必要なエアコンの台数や能力も計算のしようがありません。
加えて
自然温度差(自然室温とも言います)​が
どの程度あるのかで、暖かさの質もかわってきます。
同時に夏は日射遮蔽ができているかどうか。
Ua値は一つの指標にはなりますが、
暮らし易さ(経済的にも)の質というところまで表しているわけではありません。
Q値や自然温度差はもっと見直されてもいいのですが
C値(気密)が関係してきますから、
都合の悪い数値、不都合な数値と言うことになってしまいます。

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