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社長ブログケヤキの木の下で

2020年9月30日

新住協の総会の前に


​清水さんのFBより拝借​
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
新住協の総会で昨日から仙台に来ています。
昨夜は鎌田先生や他の理事メンバーと会食でした。
昨年から鈴木アトリエの鈴木さん
カオル建設の衣川さん
それに私が新しい理事に就任してます。
今日は総会が開催されますがコロナ禍と言うこともあり、
例年のように日本中から集まって研究発表というわけにもいかず、
理事と各支部の支部長だけでの総会ということになります。
ということで
昨夜は3次会まで住まいの性能談義となりました。
さて、このブログはホテルの部屋で書いているのですが
床はタイルカーペット。
50センチ角のカーペットを交互に敷いたものです。
ホテルの部屋の床はほぼどこでもタイルカーペットです。
理由はいくつかあります。
フローリングに比べ、
価格が安い(材工)
掃除がしやすい
(し残しが分かりにくい、ハウスダストが舞い上がりにくい)
下の階に音が伝わりにくい
作用温度(体感温度)を上げることができる
etc
実はいいことが多いのですが、
今では一般の住宅ではフローリング一択。
30年ほど前は
階段と2階は全面カーペットという家もかなりありましたが、

今では絶滅状態でとんと聞いたことがありません。
住宅でも実はとてもお勧めです。
全面一枚のカーペットより
タイルのように一枚一枚張る、タイルカーペットがお勧めなのですが、
残念ながらなかなか採用いただけません。
ダニやハウスダストの事を気にされるというより
どちらかと言えば、
床はフローリングと言う先入観と
タイルカーペットの床の家を雑誌やネットでは見たことも聞いたこともないし、
カーペットなんか敷いたら知り合いに何と言われるか…
ということの方が強いように感じます。
論文などを検索してみると
ハウスダストの舞い上がりなどはフローリングよりむしろ少ないですし、
何より室内で靴を履かない日本人は素足か靴下ですから、
フローリングに比べ熱伝導率や熱容量の小さいカーペットは、
同じ表面温度でも床に足が接した時
足の裏の熱が吸い取られる量が随分少なくなります。
つまり、冬にスリッパを履かなくてもそれなりに足元の
冷えが低減されます。
Heat20でG2レベルまでいかない家では特にお勧めです。
もちろんG2レベル以上でも
作用温度の事だけでなく音やハウスダスト事を考えれば、
フローリング一択という選択肢も
そろそろ考え直してみてはいかがでしょう。
工業製品の段ボールを圧縮したフローリングや合板フローリングよりは、
余程いいと思うのですが・・・
ps
ISO7730が推奨する床の表面温度は19度~29度ですがこれは靴やスリッパを想定したもの
ISO13732-2は素足で25度
前先生のエコハウスのウソより

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