社長ブログケヤキの木の下で
2021年6月16日
Heat20 設計ガイドブック2021
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ようやく梅雨らしくなってきましたから
毎日、天気予報からは目が離せません。
昨日は池田町の家でコンクリートの打ち込み。
30度を越えてましたが日差しは強くなく無事完了。
しばらく養生期間を取ります。
さて
Heat20 設計ガイドブック2021
先日届きましたが、読みごたえがかなりあります。
冒頭の坂本先生や鈴木先生の文を読むと、
Heat20が2009年以来しようととしてきたことやUa値の問題点など、
多くの試行錯誤がされてきたことがわかります。
現状の一般住宅業界で当たり前のように使われだしたUa値も、
性能のすべてを表しているのではないことやその限界があること…
Heat20では2017年以来、
高断熱住宅の外皮性能の評価指標として
Ua値が不適切であると認識していることなど、
一般の方や実務者の中でさえ誤解している人が多い部分も整理されて書かれています。
設計ガイドブック2021は設計者向けの本ですから、
外皮の性能評価の指標としてUa値が不適切なら
どうするのか、どのように評価するのか?は
根気よくこの本を読む以外ありません。
一般の新築検討者も
Ua値を強調する設計者やHMがいたら、
Ua値の問題点がどこなのか
とお聞きになると
その設計者のスタンスがどこにあるか
お分かりになると思います。
興味のある方は少しお値段が高いですが、
購入してみてください。
ただし、相当辛抱強くないと難しいかもしれません。
設計者や実務者には必読の書です。
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