社長ブログケヤキの木の下で
2022年1月31日
病室並みに・・・
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝もマイナス2度の美濃地方。
予報では今週も真冬の寒さが続くとか…
日中10度を超えたのは、今月は3日ほどしかありません。
皆さん、暖かくして過ごしましょう。
今週、私の友人が入院して手術したのは
今月オープンした中部国際医療センター。
以前の名称は木澤病院で地域の中核病院でした。
市の中心部にありましたが手狭で移転しましたから、
医療設備に限らず設備は最新式です。
その彼が「まったくもって快適で、家よりはるかに過ごしやすい、
田原もこういう家を設計せい」と
ラインでわざわざ言ってきました。
病院に限らず大きなビルや建物の空調設計は、
専門の設備設計事務所が入ります。
ですから、病院などでは冬でも暖かで
働いている看護師さんや医師は軽装です。
もちろん、患者さん達も同様です。
しかし、住宅の設計には設備設計の専門家が入るわけではありません。
設計者の経験と勘での暖房と冷房と空調。
中には今でも、夏の暑さ対策は通風でという剛の者もいます。
ようやく最近はUa値がとかQ値がとか言われるようになりましたが、
まだそれは入口にしかすぎません。
つまり、そこからがスタートということになります。
Ua値が○○だから
温度差が20度あると
○○ワットの熱が外皮から逃げるから
○○のエアコンを設置すれば
1台で家中暖房、冷房できます。
というのは
ある意味机上の計算。
ビルや病院のように
大規模な空調設備が使えるわけではない住宅。
予算にも制限がある中で、
快適な温熱環境を設計しようとすると
それはそれで工夫が必要です。
暖かい空気がどの部屋にどれだけ必要なのか?
無視しようにも無視できない潜熱が、
計算に組み込まれているか?
ある部屋は3面外壁に囲まれてるけれど、
この部屋は1面だけとなると
逃げていく熱も必要な熱も部屋毎に違うけれど、1台のエアコン?
住宅の空調設計、
学べば学ぶほど奥が深いのが分かります。
ということで日進月歩の住宅の温熱環境。
ついていくだけで精一杯ですが、
まだまだ頑張らねばと思うこの頃。
病室とまではいかなくても
何とかそこに近づきたいと思う次第。
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