社長ブログケヤキの木の下で
2023年7月3日
眠れぬ夜は
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨夜は寝苦しく
夜半に暑さで目が覚めました。
エアコンをつけたのですが、
汗がなかなか止まりません。
涼しいと感じてるのに
汗が止まらないのはナゼカ?
気づいたのは、仰向けに寝ているので
布団と接している背中が暑いんですね。
風邪をひいた時の足湯と同じで
体の一部がエアコンで放熱していても、
逃げていかないため込む熱の方が
大きければ体は依然として
暑いと感じるわけです。
解決方法は
ため込む熱の量(面積)を減らす。
つまり、背中を布団につけているから
熱がため込まれるわけで、
横になって寝ればその面積を減るので
ため込む熱も少なくなる
=汗をかかない
=ぐっすり寝れる
体も家も、全体の熱の収支(出入り)を
考える必要があるわけで、同じなんですね。
そこでUa値
住まいの外皮
つまり 床、壁、天井、窓から
逃げていく熱の平均の値。
4種類の構成面から逃げていく熱は
面積も違いますし、
その断熱性によって熱量も異なります。
平均値を上げるには
一番簡単で楽な方法で上げるのが
コストがかかりません。
一番お金がかかりそうなのが
壁の断熱性を上げること
付加断熱だと
壁を2重に作るのと同じですから
それなりのお金がかかるのが
誰に言われなくても、理解できます。
サッシを樹脂のトリプルガラス
効果は大きいですが
これもお金がかかりそう…
一番CPがいいのは、実は天井。
重ねて敷き込むだけで
Ua値はぐっと良くなります。
材料代も手間賃も
それほど多くはかかりません。
職人さんでなくても
自分でもできてしまいます。
丁寧に断熱材を重ねるだけですから。
断熱性能等級3の家が4に
4が5に
5が6に
6が7なんてことも
簡単にできてしまいます。
Ua値や断熱性能等級だけで考えると
これでいいんじゃない?
平均値だから
全体の収支で考えてるといいうことでしょ。
確かにそうなんです。
数値としてだけ考えるなら
それでいいんですが…
冒頭のお話し
体の一部が涼しくても
他の部分がそうじゃないと暑い
家の一部が成績優秀でも
他の部分がお粗末なら暑い
住まいの暑さ寒さを考えるには
外皮の熱の出入りの平均値だけじゃNG
何が大切かと言うと
冷房負荷と暖房負荷
これを確認することが大切です。
冷房負荷は何KWですか?
うちは冷房負荷や暖房負荷は
計算してませんが
断熱性能等級は6ですから
暖かく涼しいですよ。
Ua値も・・・
もちろん今日のように
日中の気温が35度が予想される時と
朝方の25度の時では冷房負荷は異なります。
因みに、岐阜市の過去の
最高気温は39.5度
湿度は43%
リビングの温度を26度
湿度は60%で暮らしたいとすると
冷房負荷はどれだけか?
2時間に1度、家全体の空気を換気していて
湿度も関係しますから、
なかなか難しいことは
お判りいただけるかと思います。
1種の全熱交換機を使っているから
14畳用のエアコンを使っているから
と言うのは答えではありません。
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