社長ブログケヤキの木の下で
2022年7月11日
空気を入れ替える
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
湿度は95%ですが気温は23度で快晴、気持ちのいい朝です。
家中の窓や建具を開けて光を入れ、風を通したくなります。
高性能な家に住んでいる方は
???に思われるかもしれませんが、
住んでいるのは築100年を越えた土壁の日本家屋です。
昨日の雨で家の中が湿気た状態なので、
少しでも空気を入れ替えたくなるわけです。
閉め切ってそのままにするとどうなるか?
一昔前の新築の家、この時期に完成して
引っ越しまで1週間とか間があれば、
和室の畳にはうっすらとカビが生えてました。
本格的な和室のある家は今ではほとんど建てられませんが、
畳コーナーのある家はそれなりにあります。
開放的な間取りで、換気が出来ている家なら
それほど気にされることはありませんし、
生えたらアルコール消毒でふき取れば大丈夫です。
それと、アパートやマンション、分譲住宅などで使われている畳は
スタイロ畳。
スタイロフォームと言う硬質な断熱材に、
畳表が張り付けてあるもので防カビ剤入りですから、
たぶん大丈夫(使ったことが無いので…)
畳表はイグサで共通してますが、
畳床と呼ばれる中身はいろんな種類があります。
床全部がスタイロフォームのもの
半分スタイロで残りが畳ボードと言う
圧縮した紙のものや
昔ながらの藁のもの
全部が藁のものなど様々
もちろん、素足で踏んだ時の感触も違います。
全部が藁の畳の感触に慣れていると、スタイロ畳は別物と感じるはず。
写真で見れば全て同じように見えますが、どれにするかはあなた次第。
見た目はどれも同じでも、感触と価格はそれなりに違います。
それと畳表に使われるイグサ、中国産が主流ですが
もちろん国産もありますし、最近は和紙もあります。
畳表の織り方も様々。使われる糸も麻か綿か。
実は畳も奥が深い。
畳なんてどれも同じ、ではありません。
ピンからキリまであります。
ピンはもちろん高級品で、価格も品質もそれに見合ったもの。
キリを使えば安くなりますが、
それはそれなりのものであることをお忘れなく。
見た目は素人目には同じでも、全く別物と思って違いはありません。
もちろんイグサの匂いや感触も異なります。
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