社長ブログケヤキの木の下で
2020年1月13日
全館空調と全室冷暖房
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
お正月が明けてすぐに3連休の方も多いと思います。
住宅の建築では一般的に、
職人さんは日曜しか休みませんから現場は動いています。
また、週末は打合せも入りますから、
3日間とも出勤というケースも多いんじゃないでしょうか。
私も昨日は大門の家で住まい手の方と打合せのあと、
川辺の家Dの床下に潜っていました。
週末に完成見学会がありますが
19日(日)の14:30からの枠がまだ空いてますから
ご興味のある方はお申込み下さい。
さて、新住協で鎌田先生がQ-1住宅を提唱してから
すでに10年近く経ちます。
Q-1住宅と言うのは
全室冷暖房して快適な室内空間で暮らしながら、
冷暖房費は国の省エネ基準住宅モデルの半分以下で暮らせる家を言います。
半分以下と言ったのは
Q-1住宅もレベル分けがしてあって、
準Q-1住宅が国の基準の50%以下の冷暖房費
以下レベル1が40%以下
レベル2が30%以下
レベル3が20%以下
レベル4になると10%以下の冷暖房費
レベル4でほぼパッシブハウスクラスの性能になります。
紙太材木店の標準的な仕様だと5地域でレベル2
6地域だとレベル2~3でしょうか。
Heat20で言えばG2
6地域だとギリG3になります。
一般的に普通の方は全館空調と全室冷暖房の違いというと…
???
全館空調=高価のイメージがあるようです。
建物全体の温度と換気の管理を一台の機械でしていて、
冷蔵庫ぐらいの大きさで
(最近は湿度も含めてのものがあります)
確かにそれなりの予算が必要になります。
でも、全室冷暖房と言うのは
市販のエアコンで冷暖房するケースが大半で、
換気は別と言うことになります。
Q-1住宅で全室冷暖房と言うのは
コストのかかる全館空調機を使わないで、
コストパフォーマンスのいいエアコンを使って
快適な空間を提供するためです。
そのためには建物本体の 基本的な性能 である
断熱、気密、換気 の性能を高めておく必要があります。
初期投資、ランニングコスト、メンテナンスコスト
買替まで含めて計算すれば、
一般的な住宅の場合全室冷暖房がお勧めです。
川辺の家Dでは
エアコン嫌いの方でも嫌いにならない建築的な工夫や、
真冬の室内環境がどのようなものか体験できますから、
ご自分の目で確かめに来てください。
床暖房は寒い家の設備だと感じていただけます。
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