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社長ブログケヤキの木の下で

2014年3月28日

洞にある家

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨夜はPTAの実行委員会で
新旧役員の顔合わせと引き継ぎ
2年間でしたが子供の卒業とともに
ようやくお役御免となりました。
さて、本日は古い民家の改装の打合せ
最初に現地調査に伺った時は雪が降り積もり、
室内の床を放射温度計で測ると
和室の畳の上も含めて
どこも表面温度は2度か3度
スリッパがなければとても歩き回れない状態でした。
2014,2,14 (109).JPG
加えて、
古い民家は概ね南を向いて建てられていますが
この家の特徴は
敷地の形状の制約から
東向きに建てられています。
つまり、上の写真が東を向いているわけで
ということは
1階の南面には座敷の床の間や押入の背中の壁しかなく、
南に面して窓が無いという家です。
(山間部にある農家はその洞の向きによって
家を建てる向きが決まってくる傾向があります)

暗くて寒いを絵にしたような日本家屋ですが
この家を暖かくして、日あたりも確保し
寒いトイレやお風呂、暗いキッチンも含めて
リノベーションの計画を立案中。
古くて寒い日本家屋を過ごし易くするには
ひと工夫もふた工夫もする必要がありますから
ここは設計者の腕の見せどころですが
計画はご家族と協議して意見をキャッチボールしながら作ります。
このキャッチボールには時間がとても大切で
私がいつも大事にしている項目です。
前回のプラン提示から2週間経ってますから
今日の打ち合わせが楽しみです。

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