社長ブログケヤキの木の下で
2014年7月2日
一人の大工さんなら7ヶ月 古い民家の再生
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
大正の初めに建てられた折立の家
古い民家の再生ですが
ようやく木工事(大工さんの仕事)が終わりました。
最初に訪れたのは今から1年以上前の昨年4月
家が大きすぎることは最初からご承知で
60坪近くの家を40坪程度に減築しての再生は
住まい手の方の当初からの方針でありました。
その後打ち合わせを重ね
1月に解体
2月に基礎工事
3月から大工工事に入り
途中応援の大工さんも入れて
大工工事が7ヶ月人工
つまり一人の大工さんだけがずっと工事をしていると
7ヶ月かかったことになります。
普通の新築住宅であれば
40坪程度の家なら
町場の工務店でも大工工事は長くて2ヶ月
大手のハウスメーカーであれば
早ければ1月かからず終わりますから
どれだけ手間がかかっているか
想像いただけると思います。
と言っても大工工事が終わって中を見てみても
どこにそれだけ手間がかかっているのか
見る人が見ればわかりますが
一般の方はほとんどわかりません。
ここ10年以上人が住んでいなくて
屋根には穴があき水がダダ漏れ
水がかかった胴差しは腐り落ち
2階の床には乗れない状態
お座敷の差し鴨居は白蟻にやられてスカスカになってましたが
見事に再生されました。
まだこれから
左官工事が1月ほどかかりますので
完成はお盆の頃
昨日の岐阜市、
車載温度計は36度ありましたが
建物内部はとても涼しく
非常に快適でありました。
下見板張りがファサードラタンの役割を果たしてますし
南側の軒は大きく出ています。
実は屋根にもひと工夫してますから
涼しいとは思ってましたが
ここまで違うかと実感した次第、
次回は温度計持参で外気温と内部の温度を測っておきます。
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