社長ブログケヤキの木の下で
2014年1月13日
デユオPGが一番売れてる・・ 悪貨か良貨か?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は久しぶりに京都
三十三間堂の通し矢に出る娘を写真に撮ろうとしたのですが
出場者と観客で超満員
もちろん絶好のカメラスポットなど
近寄ることもできません。
というわけで
早々に諦めて近くのホテルのビュッフェを食べながら時間を潰し
大会終了後に皆で写真を撮ったりもう一回食事をしたりと
京都を楽しんできました。
さて、先日のこのブログで
4地域ではまだ7割がアルミのペアガラスというお話をしました。
偶然、新年の挨拶回りで新規のサッシ屋さんが来られたので
その話をしながら実際、出荷の割合はどうですか?
と聞くと
「私(その担当者)の感覚で言うと9割がデユオPGです」
とのこと
デユオPGはLixilの商品でサッシの枠の一部に樹脂が使ってあるサッシですが
アルミ樹脂複合サッシではありません。
しかし一部に樹脂が使ってあるため
営業段階では樹脂が使ってあるサッシと言ってる場合が多く
(アルミ樹脂複合サッシと言ってないところがミソ)
担当者に言わせると
「後から結露のクレームがよく来ます」
罪作りな商品・・
一般の方にもわかり易く説明すると
デユオPG
これはサッシの断面で
正面から見えるのが障子が走るレールで
左側が室内側になります。
そして室内側の表面に見えるところが樹脂になっています。
これに対し
アルミ樹脂複合サッシの場合
色の黒いところが樹脂で
しかも枠だけでなく障子も表面に見えるところは樹脂になります。
(サッシの場合も可動するガラスを入れた枠を障子と言います)
本来のアルミ樹脂複合サッシなら
室内側の枠と障子の全部が樹脂ですが
このデユオPGというサッシは
「枠の一部だけを樹脂にしたアルミサッシ」というのが
本来の名称であるべき商品と言えます。
当然結露は起こるわけですが
一番売れてる商品でもあるわけです。
一般の方が納得してこの商品を選んでいれば
結露のクレームはもっと少ないはずですが
現実はそうではありません。
売る側の知識不足、説明不足も大いにあると思います。
もちろん一番いいのは
賢い消費者になることですね。
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