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社長ブログケヤキの木の下で

2014年1月6日

まだ7割がアルミのペアガラス

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
あらためまして
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
以前お話したように
今年は限界耐力計算に挑戦の年です。
少ない脳みそに汗をかきながら
なんとかしがみついてものにしようと思ってますので
数少ない読者の皆さんの応援が唯一心の拠り所
高性能な住宅も後世のためには必要ですが
今残っている古い木造住宅も大事に残して行く必要があります。
そのためには限界耐力計算をものにしておく必要があるというわけで
私の脳みその限界耐力を超えないことを祈るばかりであります。
さて、
お正月休みはまとまった時間が取れますから
溜まった資料や雑誌などに目をとおしていたら
こんな資料が目にとまりました。
日経ホームビルダーの2013年6月号
img-105210014.jpg
サッシの材質別構成比ですが
1地域の北海道では樹脂サッシが95%以上ですが
なんとこの美濃地方を含む4地域は
70%がアルミ(複層ガラス)
23%がアルミと樹脂複合サッシ
樹脂サッシにいたっては2.4%しかありません。
このブログでも何度もお話しましたが
結露の原因の多くはサッシの性能が低いことによるもの。
もちろん、気密や断熱が低いこともありますが
未だにペアガラスにしただけで
枠は中も外もアルミのサッシが主流とは・・・
アルミを使えば必ず結露するわけで
日本では性能レベルでの規制がありませんから
どんなサッシでも使えるわけですが
諸外国ではサッシの性能に基準が設けられていて
性能の低いものは使えません。
Aシャノン2 2_atarimae_img01.jpg
エクセルシャノンのHPより
一般の方はつい断熱材に目が行きがちですが
サッシから逃げていく熱は
壁から逃げていく熱よりはるかに多くあり
費用対効果も壁の断熱材をどうこうするより
高性能なサッシを使う方がはるかに効果があり
CPも良くなります。
安価な資材を使って建設費の総額を抑えても
日々のランニングコストが高ければ
毎月の支出もそれに比例するわけで
同時に将来的にはまたサッシをリフォームなんてことにもなりかねません。
室内の温熱環境は健康に直結しますし
経済的な負担は生涯ついてまわります。
既に建ててしまった方はしょうがありませんが
これから建てられる方はじっくり考えても損はありません。
太陽光パネルをつけるのはそのあとでも間に合います。
本日は、
今週半ばから始まる古民家再生工事の事前打ち合わせ、
岐阜市内ですからそろそろ出かけなければなりません。
どんな工事になるか
乞う、ご期待!

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