社長ブログケヤキの木の下で
2016年3月13日
サッシもいよいよ戦国時代 エルスターS
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
一日雨のようで
今朝は5度ですが
気温も10度程度にしかならないとか
飛騨地方は雪の予報ですから
まだ春は少し先のようです。
さて、
先週Lixilの営業担当者が来社
「新しいサッシが出ます。」
まさか、6層ガラスじゃないよね。
リクシルは今年の初めに5層サッシを出して
世間を唖然とさせましたが
(世間といっても住宅性能を重視している会社で、一般の方の99%ご存知ない)
どんなものを出してきたのか?
エルスターS
オール樹脂で熱貫流率が1.3
最近のリクシルは次々と高性能サッシを出してきてます。
それはそれで消費者にとって選択肢が増えますから
ウエルカム
リクシルのサッシリストで見ると
エルスターXやサーモスXの下位に位置づけられてます。
同じ製品帯にあったマイスターは廃盤とか
このエルスターSの1.3という熱貫流率
YKKのAPW330の1.48を狙い撃ちにしていることがわかります。
樹脂窓で先行しているYKKを
後出しジャンケンのリクシルが狙いを定めてやってきたわけで
価格設定がどうなるかわかりませんが
APW330標準仕様の会社の多くがこの商品に流れることが予想されます。
高性能サッシ業界もいよいよ戦国時代
一般消費者にとっては朗報ですが
断熱や気密、換気もきちんとできていない家にこんなサッシを使っても
猫に小判であることをお忘れなく。
社団法人 北海道住宅リフォームセンター資料
気密は今の基準からは
「既に概ね達成できていると思われる」
というわけのわからない理由で外されてますが
せめて0.5程度にしなければ
合格点はもらえませんし
サッシも泣くことになります。(結露)
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