社長ブログケヤキの木の下で
2014年2月21日
寒い家でのインフルエンザ予防とサッシ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝の事務所の温度と湿度
温度は22.4度でいつもより低め
マキコDXに火を入れてから
まだ時間が経っていないのでこの程度
1時間後には28度を超えます。
問題は湿度
表示はLo
25%~85%を表示しますから
恐らく25%以下で随分乾燥してます。
ヤカンを置いたり消火用の防火バケツを置いたりしてますが
焼け石に水
以前は加湿器も置いていたのですが
頻繁な水換えにどこかに仕舞われ出てこなくなりました。
夏の多湿な水蒸気にはいやな思いをさせられますが
冬の乾燥した空気ではそれを感じません。
人は乾燥には実は鈍感という実験結果もありますから
意識的に室内を加湿する必要もあります。
冬季になるべく室内を加湿する理由は
こちらの全米空調学会の出してる図によるもの
この図からなるべく室内を加湿しましょうということになります。
しかし実際には冬に室内を45%以上に加湿するのは困難
24時間に12回も室内の空気を入れ替えなければなりませんから
外の乾燥した空気が室内に入ってきます。
おまけに住宅には隙間がたくさんあって
C値が2~3の家でさえ
直径20センチの穴が壁に空いてることになります。
(C値が5の住宅では直径30センチの穴)
いくら加湿してもマッチポンプ状態ですから
そのむつかしさが分かるというものです。
加えて
今までの住宅に取り付けられてるのサッシの性能があまりに低いので
サッシは除湿機と化してます。
ガラスに出来る結露は室内の水蒸気ですから
除湿してるのと同じこと・・・
で
性能があまり良くない家の
家庭で出来るインフルエンザの予防
NHKのためしてガッテンで
以前、風邪の予防の第一は水分補給と言ってました。
既に家を建ててしまった人は
加湿器やペアガラスよりこちらほうが効果がありそうです。
PS
YKKのAPW430に続いて
三協アルミが高性能サッシ(スマージュ)を出してきます。
まだ発表はありませんがトリプルガラスの樹脂サッシ
Lixilも高性能サッシを出してきますから
ようやく日本の住宅も性能の時代
家から逃げていく熱の40%以上がサッシ
分かっていてもメーカーが高性能なサッシを出してくれていなければ
低い性能のサッシで我慢するほかありませんでしたが
4月からの住宅は今まで建てられた住宅より
何歩も進んだ家になります。
明治維新の前と後ぐらいの違いと言ったら言い過ぎでしょうか。
既に建ててしまった人はどうしようもありませんが
これから建てられる方は検討されても損はありません。
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