社長ブログケヤキの木の下で
2022年10月5日
板金巻
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は半日、本荘町の家の床下。
床下で作業をするのは、電気屋さんと水道屋さんと私の3人。
一緒に作業するのではなくそれぞれバラバラですが、
最後に私が入るので、私が床下の最終点検をする形になります。
断熱材がきちんと入っているか、
床下にごみは無いか等。
設備作業で水道屋さんも電気屋さんも床に穴を開けますから、
その切りくずが出るんですね。
都度、掃除してもらいますが、人間ですから忘れもあります。
夏の床下は結構涼しいんで室内作業ほど汗は出ませんが、
他にも色々することがあって、
半日も潜っているとそれなりに疲れます。
さて、来週は肥田瀬の家の建前。
明日から土台伏せですが、
今週、来週の天気が気になります。
大工さんは今日から、紙太材木店の作業場でパネル製作です。
同時に破風や鼻隠しも加工するのですが、頭が痛いのはその価格。
ピーラーという米松の目の詰まった木を使います。
住まいを検討中の方などは
いろんな雑誌をご覧になられてますから、
伊礼さんの設計された住宅も見ていると思います。
伊礼さんも破風や鼻隠しにはこの材料を使いますし、
一昔前の住友林業の家の破風もピーラーでした。
さて、このピーラー
先日の新住協の懇親会の時、破風に何を使うかで意見が分かれました。
関東勢の鈴木信弘さんや岸野浩太さんは
使いたいのはやまやまだけどただでさえ土地が高いから、
破風や鼻隠しは板金巻で十分。ピーラーなんて贅沢…
岸野さんなどはスマホ写真で
ほら、これで違和感ないでしょうと迫ってきます。
二人とも本音は使いたい、諦めたから自分たち側にしたい!
分が悪くなったので鎌田先生に、
「あの二人破風は板金巻なんて言うんですよ、先生どうですか?」
先生
「板金巻ではねぇ…」
ピーラーの破風
材料代に加工手間、それに塗装もありますから
実際かなり手間がかかっています。
板金巻ならそんな手間はいりませんし、
コストも比較すればそれなりに抑えられます。
今のところ紙太材木店ではピーラーですが、この先どうなるか…
まさか岸野さんだけでなく鈴木さんも… という裏話でした。
性能とは別に、コストとデザインの狭間で悩むこの頃です。
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