社長ブログケヤキの木の下で
2014年6月11日
桧の戸箱
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
雨戸の戸箱がようやく完成
梅雨入りには間に合いませんでしたが
本格的な雨はまだ降ってませんから
なんとかセーフ
何よりも
90cmx40cmの穴が壁に空いているのと同じ状態でしたから
台風前にできて一安心
無垢の桧の材料ですから
素手で触ったところは
手の油がついて
後日その痕が浮き出てきます。
よく見るのは古い家のお座敷の天井
何十年経っても手の跡が残ります。
バケツを用意して
材料に触れる前に常に手を洗う
取り付け後は固く絞った濡れ雑巾で丁寧に拭く以外ありません。
もっとも塗装してしまえば
わかりませんけど・・・
ところが
桧
塗料が乗りにくいんです。
油分があって塗料をはじいてしまい、
塗りムラができてしまいます。
更に、かんな掛けして仕上げてありますから
ますますはじくことに
無垢の桧の塗装仕上げは
塗装屋さんでも嫌がります。
ペンキのように桧の木目も塗りつぶしてしまえばできるんですが
それなら無垢の桧でなくてラワンや米松ですればすむこと
桧の木目も出しての色付けですから
考える必要があります。
これでは
ちょっと色むらあり
こちらは少し濃い目
室内であればもう少し木目を出したいところですが
戸箱は屋外、屋外であればこれぐらいでいいでしょう。
問題は塗るか塗らないか
松田大工さんとも相談して
足場を撤去する前に決めなければなりません。
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