社長ブログケヤキの木の下で
2015年1月21日
シラスの外壁
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ここ数日は粟野の家で床下に潜っていました(^_^;)
外では左官屋さんが仕上げ工事の真っ最中です。
シラスを塗っています。
塗り壁で仕上げるとなると
折立の家のように漆喰で仕上げたり
モルタルに吹付というケースもありますが
漆喰やシラスはそのまま仕上げ材となるのがモルタルと違うところ
今回はもうひと手間かけて「かき落とし」です。
塗って数時間後の半固形状態になったところで
表面を釘のブラシでかき落とすことを言います。
古い木造住宅の浴室の天井が塗りでザラザラしてたらかき落としです。
仕上がりはこんな感じですが、よくわかりませんね。
乾くととても質感のある仕上げになり、
漆喰とは一味違った風合いとなります。
外壁全面に施工する必要はなく
玄関周りや1階、あるいは2階の一部に使って
残りを板貼りにするという振り分けをすると
建物全体のレベルをグッと上げます。
この建物もシラスは1階の南面と玄関周りだけで残りは板張り
板張りもいろんな種類があって
掛かる費用もかなりの差がでます。
法規上の制約(防火)がなければ
お値打ちにできる材料ですから
外観のメンテナンスでお悩みの方は
板張りもひとつの選択肢です。
古い蔵の下見板張りをご覧になったことがある方も多くいると思いますが
板の風化は20年で1mm
12ミリの厚さの板を使えば
50年、60年は普通に持ちます。
塗装をするかどうかはお客様次第ですが
蔵の下見板は塗装などしてないケースが大半です。
サイディングにするかどうかでお悩みの方は
検討の余地があります。
ただし、それに合う建物デザインかどうかは別物ですけど
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