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社長ブログケヤキの木の下で

2024年6月5日

木のお風呂

 

  • こんばんは、紙太材木店の田原です。
    打合せ資料の作成や図面の作成などで
    ここ数日バタバタしておりまして、
    更新がこの時間になりましたm(__)m

 

  • さて、現在犬山市でリノベの工事をしています。
    この現場の浴室は、
    ハーフユニットバスを設置します。
    ハーフなので半分はユニットバスで
    床や浴槽はFRP製のものですが、
    残りの半分の壁や天井は大工さんの造作工事で
    壁や天井は板張りです。
    その材料はヒバや桧
    あるいは高野槙(こうやまき)が使われます。

 

  • ひと昔前のお風呂、
    風呂桶は木製で高野槙でした。
    手で持つ手桶ではなく、人が入る風呂桶の事です。
    私の住む町にも以前は桶屋さんがあって、
    木製の風呂桶や手桶を作っていましたが
    もちろんもうありません。
    一般の方はお風呂の壁や天井が木というと、
    すぐに腐るとか傷むと思われますが
    そんなことはありません。
    私の家のお風呂の天井は板張りで
    (今も毎日入ってます)
    子供の頃はお風呂に入って水鉄砲で遊んで
    天井にもお湯を飛ばしていましたが、
    未だに腐ってはいません。
    もちろん、ところどころカビが付いたりしてますが、
    そのことを除けば問題はありません。
    他のお風呂と違うことと言えば、
    窓が2方向にあること
    入り口も入れれば3つの通風できる開口が
  • あることくらいでしょうか。
    お風呂掃除は翌朝で、
    毎日最後に入った人が窓を開ける
    昼間も窓を開けておきます。

 

  • 実は、もう一つお風呂があります。
    15年ほど前に屋根瓦の葺き替え工事をした時のことを
    ブログで記事にしてます。​(ブログはこちらから)​
    大正二年(1913年)の建物ですから、
    お風呂も大正2年生まれ111年前ですが、
  • 改修時は96年経ったお風呂です。
    床を含め、腰の高さまではタイルで
    残りの壁と天井は木です。
    現在のハーフユニットバスと似てますが
    浴槽はもちろん木製です。
    樹種は何か分かりませんが、恐らく高野槙でしょう。
    壁、天井の板は桧のように見えます。

 

  • 犬山の現場ではヒバのヒノキチオールノの匂いが新鮮で、
    思わず切れ端を何枚か持って帰ってきました。
    伊礼さんや田中工務店の田中さんも
    ハーフユニットでお風呂を作られますが、
    今更ながらその良さを実感しました。
    もちろん、防水や気密の処理が大前提で
    これでもか!と言う具合にしてありますし、
    いかに早く乾かすかの、乾燥の工夫も考えてあります。
    あすなろ建築工房の
    関尾さんの家(六ッ川の家)もハーフユニットでした。
    これから紙太材木店でも、
    住まい手の方にはお勧めするつもりです。

 

  • ハーフユニットバスの断熱や気密(水蒸気の気)
    それに換気と言った必須事項は、
    実は高性能住宅を作ることと似ています。
  • 実感していただかなければその良さも分かりませんし、
    その他にもこちらのお住まいは、
    見どころがいくつかあります。
    昔ながらの木製建具や木製のガラリ戸、
    薪ストーブやガラスブロック!
    住まい手さんのDIYの珪藻土塗りは?

 

  • と言うことで、見学会を開催しますが、
    DIYの珪藻土塗りがいつ終わるのか
    まだ分かりません・・・
    日程については後日ご案内します。
    ヒバの木の香りがどんなものか?
    それを知るだけでも価値があります。
    お風呂の壁や天井が木、
    昔はそれが普通で何十年も使われてきました。
    うちの毎日使っているお風呂の天井は木で
    50年以上使われてきましたが問題なし。
  • 今回は高性能住宅の断熱や気密(水蒸気)、
    換気の工夫がされたお風呂です。
    ご興味のある方は
    一度ご覧になりに来てください。
    〇友林業の平屋を改装した家です。

 

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