社長ブログケヤキの木の下で
2009年5月19日
構造
昨日は、先週の雨の為、屋根工事が一日延びたので
終日、プラン作成+構造図面のチェック
構造図面、在来木造のつくりですが、
2階は、全面勾配天井
(皆さんのおうちの天井はおそらく水平ですが、
屋根の傾きに合わせた斜めの天井のことです)
ポイントは、断熱材の施工方法+漏気(水蒸気の気です)
屋根面を支える木のことを、「たるき」といいますが、
普通は、6センチ角
でも、これでは、断熱材も6センチの厚みになってしまいます。
断熱材としては、少し心細いですね。
そのため、たるきを18センチ強のものを使用します。
これだと断熱材は最大15センチぐらいのものまで入ります。
のこりの3センチ分は、通気層です。
部屋の内側の漏気(水蒸気の気)に気をつけないと
天井面で、結露を起こします。
そして、
結露→カビ→ダニ→ぜんそくのサイクルが出来上がります。
現在の、家づくりにはいろんな
押えるべきポイントがあります。
設計思想+技術力が今ほど問われている時代はないのですが、
これでいいと思ってしまうと
「な~んにも考えていない人」
になってしまいます。
以前の、私のように。
皆さん、大いに勉強しましょう。
技術的なことを一般の方々により分かりやすく
説明できる能力も必要ですね。
私も、痛感してます。
Category
- 家づくりのたいせつな話(513)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(411)
- 温熱環境(205)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(91)
- 建築巡礼(35)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(31)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(70)
- 暮らし(176)
- 古い民家の再生(79)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(66)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(2)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)