社長ブログケヤキの木の下で
2017年8月4日
もう10%湿度を下げたい夏の室内
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
台風の進路が気になります、
週末は台風養生、準備をすると来ないジンクスがありますから。
先日、fbを見ていたら
松尾さんが
実務者(設計士、現場監督)向けの講演で未だに
遮熱シートは効果があるのかという質問をしてくる人がいることに
うんざりしているということを書いてました。
松尾さんと言えばパッシブハウスジャパンの理事で
住宅の温熱に興味のある工務店の中では知らない人はいない方です。
NASAの技術を使った遮熱シートで云々・・
松尾さんが批判しているのは
実務者であるなら、きちんと自分で検証するなり
研究するなりすべき
それをせず自分の頭で何も考えないで質問をする姿勢を言ってます。
更に、
「熱環境の大学の教授の中にはこの質問が来たら半分ブチ切れるひともいるくらいです・・・」とも
これで回答になりますが
一般の方がよりよい住環境を求め
このような商品や工法にたどり着く。
そこでいろいろネットで検索すると全く反対意見もあれば
モデルハウスまで建てて快適だというところもある
眉に唾を付けなければいけないなと感じながらも
住まい手の感想なんてのも出てきて、とても快適なんて言われると
わからなくなってしまいます。
ポイントは意見を言ってる方の背景、
所属団体や過去の発言を調べてみること
HPやブログ、FBなど遡って調べていけば
そこそこわかるものです。
このような場合、ネット上でのハンドルネームや匿名での意見は参考にすべきではありません。
遮熱シートについては住まいの温熱環境の専門家の間では既に答えが出てますが
一般の実務者の間でさえまだまだ信じてしまう人がいるようです。
ネット上ではその手の工法を売りにしているところも多数ありますから
一般の方も調査や勉強が必要です。
2020年に省エネ基準が義務化されますが
遮熱シートだけで断熱というところは
消えていくことになります。
上の写真、川辺の家Cの2階
24度で70%は少し冷えすぎですね
この日の岐阜の気温は35.6度、湿度70%でしたから酷暑
とても通風では対処できません。
エアコンの設定温度を上げて
28度にすると湿度も60%に下がりますから
過ごしやすくなります。
全熱交換の換気システムではありませんから
水蒸気は交換されません。
もう10%程度湿度を下げたいのですが
これがなかなか難しい。
反対に冬はもう10%湿度を上げたいのですが
これも工夫が必要で、まだまだ改善すべきところがあります。
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