社長ブログケヤキの木の下で
2024年4月10日
ようやく第一歩が
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
今朝は4.8度と、少し冷えています。
この週末は春のお祭り。
4月の第一か第二の週末が多いようで、
周辺の市町村でも開かれるようです。
職人さんの休みは基本的に日曜だけですが、
お祭りの時は土曜日も休み。
お祭りの大事な担い手になってる職人さんも多いんですね。
東北の伝統的なお祭りが今年で最後と
先日TVで報じていましたが、
人口が減って地域に残る人が
少なくなっていくのは寂しい限りです。
- さて、この4月から
省エネ性能のラベル表示制度が始まりました。
どんな建物でもかと言うと、そうではありません。
住宅で言えば
分譲住宅(建売住宅)
分譲マンション
賃貸住宅
買取再販住宅
上の4つ。
工務店やHM、設計事務所の注文住宅は対象外
- もうひとつ、この制度は努力義務
できるだけ表示して下さいね、です。
この類の性能表示は、すでにEUでは20年も前から
義務化されていますから、
周回遅れの感は否めません。
ようやく第一歩でしょうか。
今後順次、評価の対象や表示内容も
変わっていくと思われます。
SUMOの編集長の池本さんが
EUと日本の制度について書かれていますから
興味のある方はご覧ください。
性能の低いアパートは
賃貸禁止、家賃の値上げ禁止の国もあります。
- 分譲や賃貸だけでなく、注文住宅にも
この表示制度が適用されるのも
時間の問題と思われます。
同時に努力義務ではなく、表示義務に。
何が表示されるかと言うと
エネルギー消費性能と断熱性能 の二つ
自己評価と第三者評価の
二通りの表記方法があって、
第三者評価は従来からあるBELS評価
自己評価はWEBプログラムの
計算結果を使って自社で発行するものです。
今現在既にBELSを発行している会社は、
ある意味何年か先を行っていたことになります。
住宅はどうあるべきか
社会のニーズはどう変化していくかなど
先を見ていたということでしょうか。
もっとも、注文住宅では
まだ努力義務も課されていませんし、
まして義務化もされていません。
国の制度が突然変わってしまうことも
無い訳ではなく、
ある日突然こんな制度止めます
なんてことにはならない前提ですが…
- 2050年のカーボンニュートラル
(家庭からの温室効果ガスの排出ゼロ)
に向けて日本のみならず、多くの国も動いてます。
これから家を建てようとする方、
あるいは分譲住宅、マンションを
購入しようとする方は、
この制度の意味や目指す方向がどこにあるかを
見通す必要があります。
何も考えず、相手の言うまま信用して
家を建てたり、買ったりの時代は
とうに過ぎてしまいました。 - .
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