社長ブログケヤキの木の下で
2022年11月11日
北九州市も
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
毎日のようにケヤキの葉が落ちます。
土場のケヤキの下は葉っぱの絨毯状態…
事務所の前はそんなわけにはいきませんから、
毎日掃き掃除をすることになります。この季節ならでは。
新建ハウジングという業界向けの情報誌がありますが、
最新号によると北九州市が住宅の独自の省エネ基準を設定するようです。
健康省エネ住宅推奨基準というもので、
断熱性能等級では
この10月から新たに施行されている等級6と7の間です。
等級6がUa値で0.46
等級7が0.26
北九州市の健康省エネ住宅基準は
Ua値で0.4前後
等級は間を取って6.5と言われているレベルです。
鳥取や山形、長野のように
県レベルでの省エネ住宅の推奨基準は既にありますが、
市レベルでは札幌を除けば初めてではないでしょうか。
東京都や京都市、横浜市などでは太陽光パネルの設置に積極的です。
北九州市のような大都市で、
省エネ基準住宅の推奨基準の設定の動きが出てくる時代。
恐らく、今後も地方行政レベルでこの動きが加速すると思われます。
欧州の多くの国では、新しく建てられる住宅には高い省エネレベルを求め、
同時に既存の住宅の改修には多くの補助金を出す政策をとっています。
これにより20年30年と言うスパンで見ると、
性能のより良い家がより多く
社会に残っていくことになります。
地方行政レベルがこのような推奨基準を設定する理由は、
温暖化防止と言うのもありますが、
この推奨基準以下の住宅は出来れば建てないでくださいね。
これ以下では将来断熱改修しようとしても、
高額なコストがかかってしまいます。
そうすると、誰もその家を購入して改修して、
住もうとする人がいなくなって空き家になってしまいます。
現状でも性能の低い、どうしようもない家が
空き家になって困ってます。
できるだけ、将来空き家にならない家を建ててくださいね。
と言うことで作られている住宅の健康省エネ推奨基準。
これくらいのレベルの住宅が推奨基準ですよと言うのが、
今後マスコミやSNSで頻繁に目にするようになるでしょう。
日本の未来、将来、子供たちのためには
とてもいいこと。
新築住宅では数年後には、
断熱性能等級6.5や7が当たり前の時代になるはず。
なってもらわなければ日本の将来は暗いものに。
土地まで購入して新たに性能の低い家を建てるくらいなら、
中古のそれなりの性能の家を購入し改修した方が、
トータルなコストは相当程度お値打ちになります。
今なら、まだその動きは一部の人しか知られてませんが、
先を見る目のある人は既にそうしています。
何が何でも新築
性能が低くても新築
そんな時代の終焉が始まってます。
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