社長ブログケヤキの木の下で
2024年6月3日
中古住宅を
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
昨日は心配していた雨もそれほどではなく、
今日は快晴で気持ちのいい朝です。 - 今年は耐震診断の依頼が3件来ていて、
と書いたところで
緊急地震速報で携帯が鳴りました。
被害が無いことを願うばかりです。
週末に現地調査に行ってきましたから、
これから作図して診断作業です。
- 昭和56年以前の建物には
一定以上の補強工事をすると補助金が出ます。
現在ほど耐震基準が厳しくない時代の建物ですから、
それをある程度の
地震に耐えられる建物にしようとすると、
それなりの補強工事と費用が必要になります。
工事費用が高騰している中、
TOTOからまた値上げの連絡が来ています。
(8月以降の発注)
新築を検討されている人の中には
中古の住宅を購入してリノベーションか
あるいは、建売住宅の購入かで悩まれる方も
増えていると聞きます。
- 今月の建築知識ビルダーズは
- ダイシンビルドの清水さんの
施工管理が掲載されていて、
仲間内の業界内では評判ですが
同じ号に夢・建築工房の岸野さんの特集が組まれてます。
(お二人とも新住協の理事です)
これは中古リノベか建売かで
悩まれている方に参考になります。
簡単に言うと、
岸野さんの会社で中古の家を購入して
リノベをして販売するというものです。
そのリノベの内容は、
長期優良住宅を取得
断熱等級7
気密測定
etc
スケルトン状態にして
新築と同レベルまでの改修を行うものです。
岸野さんが購入する
中古住宅購入の絶対条が複数ありますが、
この条件は一般の方が
中古住宅を購入する時の指標にもなります。
幾つか参考に挙げると
ハザードマップ確認
(洪水、液状化etc)
敷地に擁壁が無い事
基礎コンクリートの立ち上がりが30cm以上
基礎コンクリートに鉄筋が入っていること
(長期優良住宅の認定のため)等です。
多くは長期優良住宅を取得するために、
リノベ費用が高額にならないような条件です。
候補の建物は
1981年の新耐震基準以降の
築30年から40年程度の家で
100m2未満の大きさであれば
一定以上の品質で価格はお値打ちとか。
つまり、
ある一定上の条件を備えた中古の家は
性能向上リノベをすれば
新築の建売分譲住宅と同金額で
その性能を上回る家にすることができるというものです。
- 日本では諸外国と異なり、
中古住宅の評価が今のところありませんから
実はそこが狙い目と言うことになります。
問題は
そのような条件の良い中古を見分けることと
性能向上リノベができる工務店を見つけること
長期優良住宅化リフォームの経験があるかどうかは
一つの判断材料になりますが、
条件にあう建物かどうかは
工務店のインスペクション次第と言うことになります。
耐震や断熱や気密、換気と言った性能に精通し、
尚且つ長期優良住宅化リフォームの経験がある工務店は
お探しになればお近くにもあるはずです。
- 2030年には既存不適格になる新築、建売を検討か
あるいは
中古住宅の性能向上リノベと
長期優良住宅を狙うかですが、
どちらにしても長期優良住宅は必須です。
長期優良住宅の認定ない新築や分譲は
検討対象ではありません。
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