社長ブログケヤキの木の下で
2010年9月5日
檜の原点を巡る旅
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
檜の原点を巡る旅、
皆さんご苦労様でした。
行けなかった皆さんにも
ご紹介しますね。
周った順番は製材工場、原木市場、母樹林ですが、
木が柱になる逆の順番で
説明しますね。
先ず母樹林
私の手に乗っているのが
昨年落ちた檜の実の殻
この実から発芽した檜が母樹林の通路のいたるところに
自然に生えています。
それこそいっぱい生えてますから
間違って踏んでしまうほどです。
檜
こちらは杉
この林、
人と比べると木の大きさがよく分かりますね。
つい先日伐採された檜がありました。
根元から3m、4m、3m、3m、3mと5本に切断されています。
3mのものは柱に、4mのものは梁や桁に使いますが
根元に近い順に1番玉、2番玉といいます。
柱として5本取れるということは
円形の木で5番玉の柱の大きさ10.5センチが取れなくてはいけませんから、
20m以上の高さがあることを示しています。
ちなみに母樹林の気温30.9度、湿度48.9%で
暑さはありますが下界とは全く違いった世界でした。
さて、こうして山で伐った木を原木市場に運び、
そこでセリが行われます。
広い土場に何百本もの檜や杉、松が置かれ
セリにかけられて、製材工場に引き取られます。
4寸角(12センチ)の柱が取れるものや3.5寸角(10.5センチ)の柱用など
いろんな種類があります。
製材工場では
担当の桂川さんから簡単な事前説明を受けます。
運び込まれた檜の原木は先ず皮を剥かれます。
そして丸い木は帯状のこ切りで縦に切断され柱になります
この段階では
4寸(12センチ)角の柱であれば
13.5センチ角に切られています。
これはこの後、乾燥機にいれて乾燥させるため
乾燥したときの収縮やねじれを考慮して大きめにカットして有るためです。
写真の左の青い箱のようなものが乾燥機です
この中で65度で3日ほど乾燥させたのち
正規の寸法である4寸(12センチ)にするため
再度削り落とします。
その後、製品検査をして合格したものが
東濃檜として出荷されます。
今回の昼食も
こもれびの里でカレーバイキング
4種類のカレーとサラダバー
ついつい食べ過ぎてしまいました。
次回、檜の原点を巡る旅、
秋に計画してますので
ご興味のある方はご参加下さい。
それでは
皆さん、また明日。
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