社長ブログケヤキの木の下で
2016年5月30日
消費税が延期の模様 考える時間ができました。
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
梅雨入りしたような雨ですが
午前中には止むようで
現場仕事は予定通り進みそうです。
さて、10%消費税
いよいよ延期の模様で
既に永田町の目は選挙に向かっているようです。
紙太材木店でも
1000万円を越えるリフォーム工事が年に何件もありますが
その多くは資金的に余裕のある50代以降の方々
子供たちも成人、あるいは独立し
気持ちも楽になった頃
ふと気づけば、夫婦二人での生活がまた始まるわけですが
キッチンは古い、お風呂も脱衣室も寒い
居間の合板フローリングは傷んでフワフワする
壁や天井のビニルクロスは汚れて
人にはちょっと見せられない
サッシは結露しまくり・・・
ここ30年ほどの間に作られてきた家の多くは
経年美を意識したものではありません。
安く、見栄えよく、クレームの少ないものというのがひとつのスタイルで
多くの人に受け入れられてきましたが
(その方たちの多くがリフォームします)
これらは10年、20年という
人の長期の視点には耐えられない構造を必然的に持っています。
ですから、誕生した時が一番美しくあとは老いるだけのもの。
何を使っても時間とともに劣化していくのは同じです。
ただ、人工的に作り上げた工業製品の劣化というものに対しては
人の感性は寛容ではないようです。
つまり、我慢できない、あるいは気になるけど見ないふりをする。
これから家を建てる方には
少なくてもご自分の子供もそこに住むと仮定して
大規模なリフォームしなくてもよい家とはどんなものか?
耐震性、省エネ性、断熱性、気密性、換気システム、素材
検討する項目は数多くあります。
大きく分けると表面的な劣化と
構造的な問題に分けられます。
表面的な劣化は比較的容易に変えられますが
構造的な問題に対処しようとすると
かなりの出費が必要になりいます。
戦後70年
世代が代わるたびに家を建ててきた日本
それって世界的に見ればいびつな構造であること
日本史的に見てもそんな時代はここ70年ほどのことだけです。
30年経って
ご自分が60代になった時でもリフォームしなくてもいいような家
消費税も延期のようですから
考える時間は充分できました。
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