社長ブログケヤキの木の下で
2024年12月9日
極寒期在宅避難できる家
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
今朝は氷点下の-0.6度
霜も降りて、初氷も張って、いよいよ冬本番です。
- 今朝のNHKのニュースで
厳寒期の在宅避難を取り上げていました。
新住協の顧問の会沢さんは仙台にお住みですが
東日本大震災の時、
ライフラインが切断された家で
無暖房で過ごされた経験を
シリーズの この「家」にしてよかった
の中で話されています。
お察しの通り、断熱が大切で
震災の前にした断熱リフォームのおかげで
無暖房でも一定の室温が確保され、
ストレスなく過ごせた経験を述べられています。
- ニュースでは在宅避難のポイントは
保温、食事、加温の3つであると言ってました。
詳細は記事を確認いただくこととして、
今回のお話は水。
ライフラインが切断となれば
水道も使えないことになります。
特に地震時には水道管がやられて
給水が困難になりますから水の確保は大事です。
飲料として使うには、
更に衛生面でも考慮しなければなりません。
という訳でペットボトルの水ですが、
ある程度の量をどこに保管しておくのか?
実は住宅にはうってつけの保管場所があります。
それは床下です。
住まいには、必ず床下点検口があります。
クローゼットや物入、あるいは階段の下、 - 畳の下の床など
普段それほど目につかないところにあります。
その点検口の床下の周辺であれば、
出し入れもそれほど難儀しません。
長期保存水と言うのがあって
5年から10年の保存期間がありますし、
中には15年と言うものもあります。
10ケース程置いておいて、
毎年1ケースずつ
ローテーションで交換して使っていけば
常に10ケースあることになります。
それと最近は床下エアコンを
設置される方もありますから、
ほんのちょっとですが蓄熱材にもなります。
床下は非常用の飲料水の設置場所の候補として
考えてもいいでしょう。
- でも、大前提は地震時でも住み続けられる家。
つまり構造がきちんとしている家でなければ、
絵にかいた餅です。
長期優良住宅が耐震等級3が必須なのは
それなりに意味がありますが、
断熱については等級5、Ua値は0.6
0.6では暖房器具が無ければ
昼間でも布団にくるまることになります。
厳寒期の在宅避難
気候区分5.6地域であれば
耐震等級は3(許容応力度計算)
断熱性能等級は最低6(Ua値0.46)
出来ればUa値はできるだけ0.3に近づける(等級6+)
それくらいの家でないと、
在宅避難でかえってストレスを感じる事になります。
日本中どこでも地震の可能性がありますから
耐震等級3と断熱性能等級6プラスは
セットで考える必要があります。
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