社長ブログケヤキの木の下で
2014年5月2日
熱交換型の換気扇は使えるのか?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴で気持ちのいい朝
日中は25度を越える陽気になるようですから
気分はもう連休に突入するかもしれません。
さて
先日送られてきたのがこれ
オレンジ色のでも
ワインレッドのものでもなく
白いやつ
換気扇の中に入っている部品です。
断熱改修などのリフォームをする時
室内の換気が必要になりますが
リフォームをする家で既に換気扇が設置してある家は皆無
というわけで新たに設置をするとき
どんな換気扇を使うかによって
住み心地が変わってきます。
新築の場合、
紙太材木店で使っているのはオカトミのDSDD
第3種のセントラル換気システムで
フィルター面積は8m2
消費電力も月に100円程度と経済的
フィルター面積が広いというのは
そのままメンテナンス期間が長いことを意味する
また構造を工夫することで熱交換も出来る。
しかし
リフォームではこれが使えない
2時間に1回部屋中の空気を入れ替えることになるわけで
せっかく断熱改修をしても
換気で外気が直接入ってこれば
やはり寒い
写真の白いのはセラミックの蓄熱エレメント
換気扇の中に入っていて
一方の側から暖かい空気をいれると
筒の中で熱が蓄熱される仕組み
反対側から空気を入れると
出て来るときに蓄熱された熱をもらって出てくるので
また暖かい空気になってるというもの
一般には熱交換型換気扇と言われるもので
湿度も交換するというもの
こりゃスグレモノっと
純真無垢な設計者なら飛びつきますが
いろいろ痛い目にあってる
擦れっ枯らしの設計者は
メーカーのカタログの言うことなんぞを素直に信じられません(T_T;)
というわけで
これから実証試験ですが
さてどんな実験をするか思案中。
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