社長ブログケヤキの木の下で
2024年3月1日
朝の6時に
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
2月も過ぎ3月になりましたが、
相変わらず朝晩は寒い美濃地方です。
- 過去の気象データが気象庁から発表されています。
お隣の美濃加茂市の
2月の最低気温の平均は
-0.9度 (1991年から2020年までの平均)
これが3月になると、2.4度になります。
最低気温の平均ですから、
朝の6時頃の気温と見ていいでしょう。
朝起きた時の寝室やリビングが
何度になっているかは住まい方次第ですが、
最近TVでも
室温は18度以上になるようにと
言っていたのには正直驚きました。
TVでそんなことを言うようになるとは
一昔前と比べると、隔世の感があります。
- 朝の室温18度なんて寝る時も
暖房してれば当たり前ですが、
夜の11時の寝る時に暖房を切って
朝の6時にリビングが18度以上ある家。
これは相当ハードルが高くなります。
条件は朝の気温が
最低気温の平均マイナス0.9度とすると
恐らく達成できる家はごくわずかです。
でもこのような家が、実は本当に暖かい家。
日本人の多くは、
そんな家は贅沢で必要ないと思っていますが
実は手を伸ばせば、すぐそこにあります。
- 住まい手側が
そういう家にしたい
作り手側の工務店が
そういう家にしましょう
そう言わないだけです。
Ua値や断熱性能等級だけでは
見えてこない部分が、見えてきます。
断熱性能等級は5ですが、
寝る前に暖房を切ると
朝の6時にはリビングは〇〇度です。
個別の計算で
室温を求めることができますから、
等級やUa値がいくつなどと言うより
寝る前に暖房を切った時、
朝の6時に何度になる家なのか
担当者に聞いた方がはやいでしょうね。
どんな家でも暖房していれば
それなりに暖かい家ですが、
暖房費もそれなりにかかります。
暖かい家は、そんなに暖房費はかかりません。
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