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社長ブログケヤキの木の下で

2024年2月28日

隙間風が…

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    快晴ですが氷の張ってる美濃地方。
    朝晩はまだ寒い日が続きます。
    本日は新住協の理事会で仙台出張。
    先週の北海道に続き、
    冬は寒い地方に行くことが多くなります。

 

  • 先日の打合せは
    中古住宅を購入された方と現地で打合せでした。
    きっと寒いからと打合せ用のちゃぶ台と
    ストーブまで持参したのですが、
    南向きの広縁は日差しがあって暖かく、
    その必要はありませんでした。
    ただ、日差しはあって暖かいのですが
    隙間風がどこからともなく入ってきます。
    どこか窓が開いているのかと
    家中廻ったのですが、全て閉まってます。
    そんなに風が強い日ではありませんでしたが、
    室内にいて風の流れを感じる事が出来ます。
    30年ほど前の大手HMの家で
    当時としては在来木造の普通の家。
    30年と言う時間は、
    やはりひと世代前も二世代も前の家という
    時の流れを感じさせます。

 

  • お色直しだけのリフォームをすれば
    新築でも通用しますが、
    見えない気密や断熱は
    如何ともしがたいのが現実です。
    サッシやドアは閉まっているのに
    空気の流れが室内にいて感じられるのは、
    外壁や間仕切り壁の中を
    空気が動いているだけでなく、
    室内側に向かって
    空気の出入りする箇所があることを示しています。
    一見、何の隙間や穴が無いように見えても
    実はそこかしこにあるわけで、
    リフォームの時には予算的な制約を横目に
    効果のある手法が求められます。
    壁や床を全部剥がして
    断熱材や気密シートを新たに設置となれば、
    工事をする側としては容易ですが
    住まい手にとっては
    それなりに費用が掛かってしまいます。
    後工事としての断熱の強化や
    隙間風が室内に入ってくるのを
    防止するための気密工事は、
    木造の建物の構造が分かっていること
    断熱材の入れ方が分かっていること
    結露の計算ができること
    それらの工事をすることで
    暖房負荷がどの程度向上するか
    計算できることが必要です。
    単に断熱材をいれたり
    サッシを交換するだけでは、
    断熱工事をしたとは言えません。
    断熱の工事は
    隙間風や寒さを防いでくれるだけでなく、
    夏の暑さも防いでくれます。

 

  • 一条工務店をはじめ
    筋の良い中古の住宅は、
    市場のゆがみがありますから
    今しばらくはお買い得です。
    それほど多額な費用をかけなくても
    暖かい住まいを得ることができますから、
    新築一辺倒ではなく
    中古住宅を視野に入れても損はありません。
    筋のいい中古住宅の見方は

    断熱改修をしている工務店なら
    ある程度分かっているはずです。
    等級4程度の新築なら
    筋のいい中古の方がお勧めかもしれません。

 

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