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社長ブログケヤキの木の下で

2019年7月1日

性能が低ければ使い捨てにされてしまう日本の家

おはようございます、
紙太材木店の田原です。

左官工事中 鵜沼山崎町の家
今日は7月1日
2019年も半分終わってしまいました。
あと半年もすると2020年で
ここ数年の日本の住まいの性能向上には目を瞠るものがありますが
一般の方で気づいている方はそれほど多くはありません。
そうなると、気づいていない人向けの家は
無知をいいことにまだまだ建て続けれれることになります。
性能が全てではありませんが
時代がどちらの方向に流れていくのか
自分の目で確認する必要があります。
TVやマスメディアは
ある意味自分に都合のいい部分だけ切り取って放じます。
必ずしも全てが明かになるわけではありません。
住宅の場合はそれが価格であったり、
デザインであったりするわけですが
それは住宅の数ある要素の一つにすぎません。
価格が安いに越したことはありませんが
安いものは安いなりの理由があります。
2020年には戦後75年を迎えますが
今、家を建てようという方の多くは
両親も新築の家を建てていて
その両親の両親、つまり祖父母も家を建てたというケースが多くみられます。
つまり、3世代にわたって世代が変わるたびに
銀行でローンを組んで、人生の大半の期間
その支払いをしています。
日本では今、1000万戸近くの家が空き家になっていますが
それでもそれらの家に住もうという方は少数で
多くは顧みられることもありません。
耐震性の不足、暑さ寒さといった理由が多くを占めますが
もし、それらの性能が備わっていれば
ここまで空き家が増えることはなかったでしょう。
世代が変わるたびに言わば、
家を使い捨てにせざるを得なかった時代は過去のものにしなければなりませんが
残念ながらまだまだそのような家は建て続けられています。
TVやメディアでは毎日のようにいろんな家の宣伝をしてますが
玉石混淆でそれだけでは見分けはつきません。
せめて、自分の子供達の世代が
またローンを組んで新築を建てなければならない、
そんな事態は避けたいものです。

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