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社長ブログケヤキの木の下で

2020年10月7日

玉石混合の工務店、HM、設計事務所を見分ける目


休耕地のコスモス畑。施工中物件の隣。
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
朝の気温が15度くらいになると
雑巾がけをした後の手の暖かさがなかなか戻りません。
室温は21度ですから水の温度が低くなっているのでしょう。
パソコンのキーを叩く指も動きが悪くなってます。
温暖化してきたと言っても
もうこの時期で冷えを感じるわけで、月末頃には暖房が欲しくなると思われます。
美濃地方では来年の4月半ばまで暖房期間となるわけですから、
凡そ6か月。

1年のほぼ半分は暖房が必要になります。
この暖房期間(もちろん冷房期間もですが)を
いかに快適な住環境にするか?
体で感じる暖かさだけでなく、経済的にもストレスの無い住まいが求められる時代になりました。
そこで問題になるのがお金。
冬に家中22度で暖房した時
夏に家中28度冷房した時
1年でいくらかかるのか?
もうひとつ、その家を建てようとするといくらかかるのか?
更に、そもそもどこの工務店なら設計事務所ならHMなら、
そんな家を建ててくれるのか?

先日の新住協の理事会での話。
コロナ禍で新住協の事務局に問い合わせが頻繁に入って、
その対応で支障が出てる。
問い合わせの内容は会員を紹介してほしいと言うもの。
本部のHPにはマスター会員しか紹介してないから数は限定的。
そこで全会員の名簿を掲載しようとなったわけだけれども
全国で800社ほどあるけれど、
今年入会してまだQPEXも使って無い会員もいて玉石混交。
実際現在新築を検討中の方から
新住協の会員ということで相談しているが、
「QPEXを使ったことがなくて、燃費の計算もしたことがない」と言ってるが大丈夫だろうか?という相談まであるとか。
実は各地域にある支部では
会員を支部のHPに掲載しているところもあるので、
上記のようなことが起こってます。
実は新住協の会員と言うステータス目当ての会員もいるわけです。
HPに全ての会員を掲載すれば住まい手がかえって混乱する可能性もあるので、
さて、どうしようとなったのですが
最終的には本部のHPに会員を全て掲載となりました。
と言うことで
玉石混交の中で見分ける方法は
きちんと気密測定をしているか?
燃費計算を行っているか?
の二つ。
過去の実績があるはずですからそれらを確認するしかありません。
今流行のUa値だけで決めると
あれ、こんなはずでは?ということになりかねません。
Ua値は家の外皮(床、壁、天井屋根、サッシ)から逃げていく熱しか表していませんが、
家の熱は
換気によっても逃げていきますし
生活することによって発生する熱はプラスにはたらきますし
日射によるプラスの熱も考慮する必要があります。
もちろん気密の程度も影響します。
燃費計算はそれら全てを考慮して計算されますから
ストレスのない生活を考えるには必須と考えます。

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