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社長ブログケヤキの木の下で

2020年12月4日

疑ってスマン

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝も放射冷却で冷えて2.0度の美濃地方。
湿度は90%ですが、
2度の90%ですから
部屋が20度だとすると26%ほどの湿度になります。
相対湿度はこのように温度によって変化して分かり難いので、
絶対湿度で見たほうが判断しやすくなります。
現在事務所の湿度は室温18.5度で相対湿度が40%、
絶対湿度で6.3g/m3
エー・アンド・デイの環境温室度計の乾燥指数が点滅して警戒を表示しています。
推奨される絶対湿度は7g、出来れば8g欲しいところですが、
加湿器など、いろんな工夫をしないと難しい。
特にコロナで換気が叫ばれていますから
換気をすればたちまち湿度は低下します。
無理なくほどほどに換気と加湿でしょうか。
さて、先日は下米田の家の気密測定。
いつもお願いしている測定会社は愛知県なのですが、
担当者は現場から5分もかからなところに住んでいて
その日は直行で現場に測定に来てくれました。
約束の時間よりかなり早く電話で今着きましたと。
事務所で仕事中でしたがキーボックスのナンバーを伝えて、
先に準備と用意をしてもらうことに。
いつもは窓が開いてないか、
水回りの設備はどうかなど最終確認を一緒にするのですが、
現場に着いた時には既に準備ができていましたから
早速計測してみることに。
計測してみると、担当者が浮かぬ顔で
「いつもより悪いですね、0.5です」
乾太君もあるし、ヘーベシーベの木製サッシも…
それに太陽光パネルが設置してあって、普段気密なんて考えていないパネル業者が分電盤の横に制御ボックスを設置していますから、
計測前から不安要素がそれなりにありました。
どこから漏気しているのか
どこが弱いのかを確認する必要があるので、
毎回計測中に怪しいところに手をかざして漏気個所を探します。
今回も先ず一番怪しいと思われたヘーベシーベの木製サッシ。
ところが、普通の掃出しサッシより漏れが少ない、というより
ほとんど漏れを感じません。
計測は家の中の空気をどんどん外に出して隙間を確認する方法ですから、
隙間があれば手をかざすだけですぐにわかります。
ということで、木製サッシはシロ。
次は乾太君。
川辺の家Cに乾太君を設置した時の漏気個所の話を以前しましたが、
それが分かっているので対策はしたけれど…と脱衣室に行くと、
???
排湿管が本体から外れてる・・・
そういえば前日、排湿管と壁との取り合いにカバーを付けようとして
外したのは私…
外部に繋がった排湿管からはいきよい良く空気が噴き出しています。
お粗末
気を取り直して、再度計測したところが、0.4
まだ、悪いね…
あっ…
昨日洗面化粧台の排水管から水漏れしていて、
トラップの水を抜いたことを思い出しました。
下水の臭気が上がってこないように管の途中に水がたまるようになっているんですが、その水が無いんですね。
洗面台のまわりで異臭がします。
ということで
もう一度設備類を全て確認することにして
2階のトイレにのドアを開けると、またまた下水の匂いが…
今度は便器に水が溜まってない。

家の中の空気を抜いて減圧しますから、
外部とつながっている穴と言う穴から空気が入っていきます。
エアコンのドレーンも気密が良ければ水が逆流しますから、
きちんとしたところは対策を取ってます。
設備類を設置した後の気密と設置する前では、
後の方がわるくなります。
サッシを付けて、気密シートを貼った段階なら相当いい数字が出ますが、
問題は
いろんな業者が気密シートに穴を開けていった後に
どれだけ
気密が取れているか?
関わる業者や職人が全員気密に意識が無ければ
それなりにいい数字は出ませんから、

ある意味気密はチームプレー。
今回、業者さんは一生懸命やってくれましたが
最後の確認は私の仕事ですから、それがお粗末でした。
再度計測した数値は0.3で
いつもの通りとなりました。
疑ってスマン m(__)m
ヘーベシーベ
乾太君

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