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社長ブログケヤキの木の下で

2021年7月14日

冷やして、温めると


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
梅雨が明けたと思ったら
蒸し暑い日が続きます。
真夏のような暑さではない暑さ、そのくせ湿度が高い。
最近は不快指数のアプリもありますから、
気温と湿度を入れるとすぐに計算してくれます。
不快指数が75だと日本人は9%が不快
それが77になると65%が不快
75と77の間に大きな山があります。
さて、エアコンで冷房すると
湿度が高くて気温が低いと不快に感じる方が多くなります。
その対策で出てきたのが再熱除湿付のエアコン。
エアコンで除湿と言うのは
弱い冷房で除湿するやり方と、
再熱除湿と言って冷房で除湿すると空気の温度も下がるので、
もう一回その空気を温めて室内に出すやり方があります。
弱冷房除湿はその言葉通り、弱い冷房がかかっている状態なので、
室温も当然下がります。
除湿なのになんで室温も下がるの?おかしいじゃない。
と言うクレーム?に対応したのが再熱除湿です。
でも、うちのエアコンにはそんな機能なんて付いてないという方は、
どうしましょう。

空気中の水分の量(絶対湿度)を減らすには
結露させて室外に排出するしかありませんから
再熱除湿でも弱冷房でも、冷房して結露排出です。
再熱除湿ではそれからもう一度空気を温めているわけですが、
これは空気中の相対湿度を下げることも意味してます。
つまり、相対湿度を下げるには
気温を上げてあげればいいわけです。
気温上げる方法は暖房です。
再熱除湿はそれをエアコンの中でしているんですが
再熱除湿機能がなければ他の方法で空気を温めるしかありません。
薪ストーブ?ちょっと…
ファンヒーター? 夏に?
エアコンがあります。
広いLDKで2台エアコンがあれば
1台は冷房、もう一台は暖房。
扇風機で室内の空気を撹拌すればより効果的です。
全館冷暖房の家なら
2階のエアコンで冷房、1階のエアコンで暖房。
シーリングファンやサーキュレーターで空気を撹拌でしょうか。
最近は省エネ性の観点から再熱除湿機能の付いたエアコンも
少なくなりました。

これは再熱の熱源に使うエネルギーが消費電力を上げるためですが、
冷房時のエアコンの排熱を利用するタイプもありますから
エアコンの買替の時期に当たる方は検討してもいいでしょう。
エアコンは空気を温めたり、冷やしたりしますから
家に隙間があると、
どんな優秀なエアコンでもその実力を上手く発揮できません。

上の対策も隙間があれば暑い空気も水蒸気も入ってきてしまいます。
エアコンをオフにすれば5分もしないうちに、
ちょっと蒸し暑いと感じるようならC値は3以上でしょうか。
きちんと気密が取れていれば、
エアコンをオフにしても相当程度涼しさは続きます。
さて、LDKにエアコンが1台しかなく
当分、買替の予定もない場合、
温度設定は同じ25度あるいは26度にして
暖房と冷房を切り替えるとういうのもありかと思います。
時間配分の割合はいろいろ試してみる必要がありますが、
扇風機やサーキュレーターも使えばより効果的です。
いろいろと試してみる価値はあります。
以前、事務所で2台のエアコンを
冷房と暖房で稼働させた時の様子は​こちらで確認​できます。

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