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社長ブログケヤキの木の下で

2021年8月13日

皆同じか?


こんばんは
紙太材木店の田原です。
夏季休業中なので、ブログの更新は朝ではなく夜になりました。
休みになった途端、雨模様の日が続きますが
現場も休みなのでそれはそれでいいのかもしれません。
さて、
だんの10号が出ました。
毎回、特集で3棟ほどの高性能住宅の特集が組まれます。
つまり、日本の各地域で建てられた
実際の住宅に住んでいる方へのインタビュー記事です。
今回は
福井県 Ua値0.32 C値0.1
京都府 Ua値0.58 C値記載なし
広島県 Ua値0.41 C値記載なし
の3棟
QRコードがついていて
実際の住まい手の感想がYouTubeでご覧になることができますから、
これから家を建てようとする方にはとても参考になります。
ただ、どの住まい手も
冬暖かく、夏涼しく、温熱環境についての不満はありません。
Ua値、0.32でも0.58でも0.41でも
???
なぜ?
これから家を建てようとする方は
Heat20でG2だとかG3とか
いろいろ検討していてこの数値以下でないとなどと考えるわけですが、
上の数字の家に住んでいる人はだれも寒いとか暑いとか言っているわけではありません。
どの住まい手のそれなりに不満はなく満足されてます。
となると
Ua値なんてそれほど気にしなくてもいいかも?
今、建てられている住宅はどれも皆、暖かい&涼しい!
本当にそうか?
本当にそうです、
でも、使うエネルギーの量が違ってきます。
そこのところを、「だん」は伝えていません。
スカスカのお寺の本堂のような建物でも、
ガンガンにストーブを焚けば暖かくなります。
あなたが育った昭和の家でもエアコンと炬燵とファンヒーターで暖房すれば暖かくなったはず。
その代わり暖房費はそれなりにかかったはずです。
Ua値の違いも同様で
それなりに暖冷房すればどの家も暖かく、涼しくなります。
違ってくるのは暖房費や冷房費。
だから、Ua値ではなく、
年間の冷暖房費がいくらかかる家かを確認するする必要があります。
それと
Ua値と冷暖費は比例しません。
日射取得、日射遮蔽等が関係してくるからです。
表に出てくる数値だけでなく
その先にある数字を見なければなりませんが、
「だん」でさえそのことを教えてくれるわけではありません。
日経ホームビルダーも建築知識ビルダーズも、
資本主義の中で様々なステークホルダーと関係があるわけで、
100%あなたのサイドにいるわけではありません。
つまり
自分の脳みそで汗をかく以外ないということになります。

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