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社長ブログケヤキの木の下で

2022年3月28日

断熱性能等級5


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
3月も末、
桜も咲いてますが
朝晩はまだ寒い美濃地方です。
日本の断熱性能基準が急速に上がってきました。
前回もお知らせしましたが
4月1日からは断熱性能等級5が施行されますし、
10月1日からは更にその上の等級6と7が施行されます。
3月31日までは
断熱性能等級4が最上位の等級ですから
そのことをもって、
うちの会社は業界最高水準の断熱性を持ってますと
営業してきた大手HMもあります。
しかし実際、断熱性能等級4は数字で表すとUa値で0.87で、
1999年に施行されたいわゆる次世代省エネ基準の数字…
23年前のスマホ、23年前の排ガス規制など
他の業界と比べてみると、
業界は違えど住宅の性能基準の停滞感は否めません。
さて、
断熱性能等級5が施行されると
同じように、
「住宅性能表示制度の省エネルギー等級の最上位として新設される
断熱性能等級5をわが社では4月1日より業界に先駆けて標準化します」
こんな文言のコピー​がHPなどではみられるのではと思ってましたが、
10月1日にさらにその2段階も上の等級6と7が出ることになりました。
等級4と5の違いは
ホームインスペクションもしている
さくら事務所の解説​でよくわかりますのでご覧ください。
実際等級5程度は、
性能を意識している工務店や設計事務所なら
10年以上前に建ててたレベル。
今更等級5が標準です、と言われても…
もちろん、まだ最低基準の義務化はされてませんから
どの等級の断熱性にするかは、
住まい手の方の判断ということになります。
断熱性をよくすれば、それだけ暖房費は安くなるわけで、
快適性や健康性を加味して判断する必要があります。
その判断で大切な要素は
どれだけ長くその家に住むか?
30年、40年、50年?
30代で家を建てれば50年住むことになります。
後からリフォームして断熱性を上げるには
それ相応の費用が必要になります。
もちろん、気密や換気もセットです。
10月1日までは最上位等級の5
室温20度、あるいは24度で計算したとき
30年、40年、50年間の暖房費はいくらになるか、
設計担当者に確認する必要があります。
もちろん、電気代は毎年3%程度上がっていきますから
そのこともお忘れなく。

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