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社長ブログケヤキの木の下で

2022年7月18日

耐震の佐藤、防火の安井



こんばんは
紙太材木店の田原です。
こんな時間の更新…すっかり遅くなってしまいました。
3連休の方が大半ですが建築現場では工事が進んでいますし、
一方会社の打合せコーナーではこれから家を建てる方の打合せも
同時に進んでいます。
住まい手の方との打合せは土日か祝日に集中します。
もう少し、皆さんの休みがバラバラだといいのですが…
本荘町の家、外壁の杉板張りの作業中です。
梅雨が明けたはずなのに、その後の天候は雨続き。
杉板張りの作業の進行具合も天候次第、雨が降れば内部の工事です。
晴れた時だけ杉板張りですから、それなりの時間がかかります。
本荘町は岐阜の市内ですから準防火地域ですが、
きちんと対策を取れば外壁に杉板も張れますし、
上の写真のように木がそのままの軒裏も可能です。
耐震と言えば構造塾の佐藤さんですが、
防火と言えば桜設計集団の安井さん
毎年開催されていたMOKスクールでは定番の講義と言うものがあって、
安井さんの防耐火の講義もその一つ。
火災にはフェーズがあって
火災初期
火災成長期
火災最盛期
この三つの段階があります。
このうち火災初期と火災成長期は、コンクリート造の建物も木造の建物も、
耐火性能の差はあまりありません。
差が出るのは火災最盛期ですが、
一般には成長期で既に消火作業が始まっています。
木を使ってるから
火事になりやすい
木を使っているから
腐りやすい
木造だから耐震性能が低い
と言うわけではありません。
住まいを科学すると木を使った住まいの可能性は大きく広がります。
外壁の杉板もその一つ。
50年後、100年後でも、日本に杉板がなくなることはありません。
誰もが容易に更新することができます。
街中の少し古い住宅の多くでは
機質で趣の無い板金、トタン張りも見られますが、
これから建てられる家が子供の世代、孫の世代まで住めることを考えると
杉板はサイディングよりは遥かにSDGsでお値打ちな外壁です。

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