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社長ブログケヤキの木の下で

2022年7月20日

手っ取り早く


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
今朝は気温22.7度、湿度は95%の美濃地方。
不快指数は72.5で暑くはありませんが、
快い(こころよい)わけではありません。
欧州では異常な高温で、連日イギリスやフランスの気温を報じてます。
フランスのある町では42度を超えたとか。
日本でも40度越えはありますが、さすがに42度は別次元…
とは言いながら、以前お伝えした2100年の天気予報では
名古屋は44度越え…
その時の湿度までは出てませんでしたが、かなりの高さと想像できます。
先ほどの22.7度で95%の湿度、不快指数は72.5ですが
湿度を64%まで下げると指数は69.9になって、
「快い」になります。
約30%湿度を下げることになりますが、
一番効率の良い除湿機はエアコンです。
ただ、エアコンは
気温をコントロールする機能と
湿度をコントロールする機能は一体で、
別々にコントロールできません。
湿度を下げようとすると気温も一緒に下がります。
今朝のように22.7度の場合これ以上気温は下げたくない訳で、
湿度だけ下げたい。
こんなケースでの湿度の下げ方があります。
冷房負荷の状況にもよりますが、
気温が22.7度ですからこの温度より低い設定温度にしないと、
サーモオフ(活動停止状態になること)してしまいます。
つまり、停止している状態になってしまいますから
除湿も行われません。
除湿だけしたい場合気温が22.7度なら、
20度か21度くらいにして
エアコンの風量を最小にします。
これはできるだけエアコンの本体の熱交換機の隙間を通る空気を
ゆっくり、少なくすることで、
そこでたくさん結露(除湿)させることを目的としてます。
エアコンで使われるエネルギーは
気温をコントロールすることと
湿度をコントロールすることの二つに使われますが、
できるだけ顕熱比を小さく
できるだけ潜熱費を大きくすることで
同じエネルギーを使って、湿度コントロールに使われる比率を高めることができます。
もちろん、残念ながら気温も下がりますが
冷房負荷の他の要因である日射や家電などのエネルギーを
上手く利用することで、
気温の低下をコントロールすることができます。
また、それらの利用が困難な時は、
もう一台のエアコンで暖めるという手法もあります。
これらの手法は住まいの性能次第のところがありますから、
必ずしもどの家でも通用するわけではありません。
気密や換気、断熱性など冷房負荷の状況によりますが、
試してみてください。
簡単に言うと
寒くはしたくないけど
暑くてジメジメしたのは嫌い
こんな時はエアコンの設定温度を下げて、風量を絞る
同時にカーテンを開けて日射を入れる
でしょうか。

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