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社長ブログケヤキの木の下で

2023年1月18日

昨夜のクローズアップ現代


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
寒さが戻ってきた美濃地方、数日前の朝の暖かさはやはり続きませんね。
​​昨夜のクローズアップ現代
ご覧になられた方も多いと思います。
家づくりを計画中の方の中には
既にご存知なことばかりと言う方もいるかもしれませんが、
一般の方の中には初耳と言う方も多かったでしょう。
見逃した方は、NHKプラスでご覧になれます。
前先生が
家にはあちこちに寒さのワナが仕掛けられてる
とおっしゃってましたが、
昔から住んでいる自分の家ではなかなか気づきません。
それと、冬が寒いのは当たり前、
少しの間我慢すればすぐに春が来て暖かくなる
なんて思ってる方も多いでしょう。
でも、そんな家は空き家予備軍
将来その仲間入りがほぼ確実な家
家なんて、自分が死んだ後は野となれ山となれ
子供がどうにかすればいい
これって、お子さんにとっては大迷惑な話し
解体費用はどうするの?
「それくらいは俺の生命保険で何とかなる」
その後の固定資産税は?
「それは自分で何とかしろ」
親子の話しはここでストップしてしまいます。
いつまでも空き家のままで特定空き家に認定されれば、
固定資産税の軽減措置の対象外になって
家が建っていれば6分の一に軽減されている固定資産税が、
元の固定資産税になります。
6倍とまではいかなくても、4倍程度にはなりますから
現在の自分の家の固定資産税が
どの程度か知っておく必要があります。
年間10万程度の固定資産税であれば、40万ほどには跳ね上がります。
親の家を相続したら
年間40万のサブスク付きだった!
これって罰ゲーム、試練?
だったら、相続放棄すれば大丈夫かと言うと簡単ではありません。
相続放棄はできますが、
国が代わってその土地の所有者になるわけではありません。
じゃあ、誰が?
あなたの代わりの相続人ですから
兄弟か、姉妹か
甥か、姪か
次の相続人が決まるまでは管理義務がそのまま残りますし、
あなたが放棄したいような土地なら
兄弟姉妹も同じように放棄したいんじゃないでしょうか?
この話は20年、30年前に建てられた親の代の家だけに
当てはまるわけではありません。

あなたの家にも当てはまります。
現在、800万戸が空き家
そのうち400万戸が一軒家
20年後にはそれがどれくらいになっているか?
30年前、40年前に開発された住宅団地がいまどんな状況かを見れば、
自分が家を建てた地域の将来が
どうなるかなんとなく想像できるでしょう。
本当に新たに土地を買って家を建てるべきなのか?
その家の耐震性や断熱性はどの程度にすべきか?
子供が喜んで相続してくれる家かどうか?
30年後はパネルが載ってる程度では、
誰も見向きもしてくれないでしょう。
ある程度、日本の住宅事情の先が読める時代です。
昨夜のクローズアップ現代は
今現在の日本の住まいの現状を報じてますが、
それを反面教師にすれば
将来の住まいのあり方を示した番組とも言えます。
どうか暖かい家に住んでください。
リビングだけでなく、寝る時の寝室の室温も18度です。

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