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社長ブログケヤキの木の下で

2011年12月17日

現場発泡ウレタンフォームの補正係数  劣化度のことです

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は冷え込みましたね
外の温度計も氷点下になりました。
昨日、資料を整理していて見つけました。
気になる記事や資料は
コピペで貼り付けておいて
後から整理するのですが
緊急性がないと忘れ去られてしまいます。
半年に一度の見直しで再整理
年末の忙しい時に限ってこういうことをしてしまいます。
さて、見つけたのは
IBECの「住宅省エネ基準の解説(第3版)」の中の
「経年劣化を加味した熱伝導率算出のための補正係数」
何の事かよく分かりませんね。
簡単に言うと
月日とともに劣化していく断熱材は
補正係数で計算しなさい
というもの。
                  補正係数
・ビーズ法ポリスチレンフォーム   0.98
・押出法ポリスチレンフォーム    0.88
・硬質ウレタンフォーム       0.81        
・現場発泡ウレタンフォーム     0.75   
・フェノールフォーム        0.92  
・ポリエチレンフォーム       0.99
熱伝導率 W /(m・K)
補正係数で割った値が25年後の熱伝導率ですというもの
一般に石油化学製品は紫外線を浴びると劣化していきますから
これらの断熱材も長期間保存する場合、
紫外線に当らない工夫が求められますが
紫外線に当らなくても劣化していくものもあります。
ポリスチレンやポリエチレンは
ほとんど変わりませんが
注目すべきは
現場発泡ウレタンフォーム
補正係数はなんと0.75
熱伝導率は0.033(w/m・k)ですから
25年後は0.044(w/m・k)
(数値が大きいほど熱をよく伝えます)
30%以上劣化しています。
住宅雑誌のアンケートでは
現場発泡のウレタンは人気が高いようですが
数字で家を考える事もとても大事です。
壁や天井に使うさいには
もう一度お考えになったほうが良さそうです。
それでは
皆さん、また明日。

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